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令和になり、価値観も多様化し、また、コロナウイルスの影響などもあって、大学教育の価値が見直されてきていると思います。

私自身が大学院まで行き、また経営者として採用する立場でもありますが、昔ほど、大卒というのを重視しない世の中になってきているのでは、と感じますし、大学で学ぶことがどれだけ将来役立つのか、といった点についても疑問符がつくところではあります。

結論から言うと、大卒の価値はどんどん目減りしていき、正直、行かなくてもいいのかな、と思っています。



ちなみに私自身は4年生の大学は、慶應大学で、大学院はスタンフォード大学なんですが、ある意味、学歴としては、世界一とも言っても過言ではない学校にいっていたわけです。ちなみに、スタンフォード大学というのは、アメリカ西海岸の大学でハーバード大学と並んで評価されている学校です。サンフランシスコ空港から南に車で1時間くらいいったところにあります。

手前味噌ですが、ここまで学歴を追求というか、世界一を極めたからこそ見えてきた真実があります。


大学に行こうか悩んでいる方、もしくは、大学にいるんだけど、今継続すべきか悩んでいる人、そういう方は、最後まで読んでみてください。


(1) 学歴で食える時代は終わった

10年前と違って、学歴だけで評価されなくなってきている事実はあります。企業内の学閥なども昔ほど聞かなくなってきてるのではないでしょうか。


昔なら、東大、早慶、上智など有名大学卒業しているだけで、そこそこの大企業に有利に就職できて、そこから年功序列、終身雇用、で長く同じ会社につとめることができて、給料も少しずつあげていくことが可能でした。


もうある程度の人生保証される時代ってのもあったとは思うのですあ、足元のコロナウイルスとかでもそうだし、先行きが非常に不透明になってきています。


なぜ、そういう大企業が学歴の高い人を採用しようとしていたか分かりますか?それは、日本の大学、学校教育、っていうのは答え合わせとか記憶力が重要だからです。


日本の大学に入るためには、膨大な記憶作業を行わなければならないんです。答えを覚えなければならない。


なので、日本の高学歴エリートは、記憶力が高いので、決められたことを決められた通りにする仕事が上手です。記憶力が豊か、だから、決められたことを完璧に覚えることができます。彼らは忘れません。


だから、高度経済成長期のような、決められたことを徹底してできれば、ほっといても、安定的に会社が成長していく状態であれば、決められたことを決められた通りに、完璧に仕事をこなしてくれる高学歴エリートというのは、会社にとっても、役に立つわけなんです。


でも、今は世の中も激変してますし、そうではなくなってきていると思います。

(2) 頭が良い人と、勉強ができる人の違いを理解せよ


頭が良い人と、勉強ができる人、は定義が違って、これからの時代に求められる人っていうのは、これまでのように勉強ができる人、記憶ができる人、言われたことを完璧にできる人、ではなくて、頭が良い人に変わっていくのです。


高学歴でも「ちょっと話が通じないな、機転が効かないな」という人がどの会社にも必ずいるし、中卒や高卒でも頭の回転がすばらしく速い人もいます。


社会人の方でしたら、皆さんの会社にもいませんか?明らかに自分より仕事できないのに、早慶とか学歴がいいから、なぜか上司に気に入られて、出世していってる人です。

今後、そういう人はなかなか厳しくなっていくのかもしれません。

では、「頭が良い」と「勉強ができる」は何が違うのか、前提として、簡単に解説します。

頭が良い人というのは、一般的には、物事を素早く論理的に考えたり、飲み込みが早かったり、空気が読めたりする人だと思います。

頭が良い人は、初めて説明されたことでも、それが複雑なものでもすぐに理解できるんですよね。飲み込みがはやいので、いきなり無茶な仕事の振り方をされても臨機応変に対応できる人も多いです。


逆に、勉強ができる人とは、やっぱり試験の点数取れる人ですよね。試験において問われること、問われる知識が何かを正確に理解して、それに対応して勉強していける人だと思います。

だいたい問われる知識も暗記できるものが多いので、暗記能力が高い人とも言えます。

特に、日本だと、高校、大学とかの入学試験自体が、ここでいう、答えの存在する入学試験で点数をとればいいですから、「勉強はできるけど頭はそれほどよくない」人でも暗記がそこそこできれば、高い点数とることができるんですよね。なので、難関大学、といわれるところにも入れるんです。


もし高校生、大学生の方が読んでいたら、言いたいのは、今あなたたちがやっていることの多くは、勉強ができる人になるための勉強なのであって、それで頭が良くなるわけではない、ということなんです。

で、さらに言いたいのは、学歴が意味がなくなってきている世の中になると、勉強ができるからといっても、お金が稼げるわけではなくなってきている、ということです。

これまでは、学歴があれば、大企業に入って、安定した生活がおくれた、だから高学歴で頭の悪い人がいっぱいいたんです。


逆にアメリカだと、入学試験も、暗記で凌げるテストの部分の比重が非常に少ないので、難関大学にいるけど、頭が悪い、という人は比較的少ないような気がしています。

仕事ができない高学歴エリートでも生き残っていけるような時代はじきに終焉します。

そう、これから求められるのは勉強ができる人ではなく、頭の良い人なんです。

(3) 大学でやってること本当に意味ありますか?

じゃあ学歴だけもっていることは、意味はなくなってきますか? そうなると大学で学ぶことの中身が重要になってきます。


サークル活動して、バイトして、緩く授業受けて、冷静に考えてみてほしいです。
こんなことやってて、金持ちになれるスキルが身につくのでしょうか?


冷静に考えれば分かることなんですが、学歴を取得する、ということだけで、将来が安泰だったりする時代が現実的にこれまであったわけですから、みんな錯覚しているんだと思います。学歴あれば安泰、そんな楽な時代は終わりました。


これまでの論理は、学歴があれば、安定してある程度の給与がもらえる会社に長くつとめられる、ということでしたけど、そういう会社は日々なくなってきています。


力はつくのか、もっとストレートに言うと、お金を稼ぐ力は身につくのか?その質問の答えを言うと、少なくとも日本の大学いっても力はつきません。日本の大学だと、お金の稼ぎ方を教えてくれないからです。そもそも、学校の先生、大学の教授、彼らの多くがビジネス経験がない事実があります。

ビジネス経験ない人がお金の稼ぎ方を教えることはできません。

(4) じゃあどうすればいいの?

お金に余裕あるなら、別に卒業すればいいかもしれません。

学歴をもってて損になることは少ないのは事実です。そして、今でも多少は学歴が有利になる場面はあります。ただ、今後、学歴で有利になる場面は少なくなってきます。お勧めなのは、有名大学の中退です。

堀江貴文さんも東大中退だし、マイクロソフト創業者のビルゲイツ、Facebook創業者のマークザッカーバーグはともに、ハーバード大学の中退です。

大学なんていかなくていいんだけど、人間って知らないことに対しての、後悔が起こりやすいんですよね。やっぱり行っとけばよかったとか、そんなことないにしても、日々つらいことあれば、何かのせいにしたくなります。

けど、有名大学の中退であれば、ある程度、中身は知っているし、いってみて、やっぱり意味なかったよね、とわかります。

しかも、対外的にも、お勉強ができる、ことの証明にもなります。
日本の大学は入るのが難しくて、卒業は楽なんで、入れた、ということは、冒頭にお話しした勉強力の証明になるわけです。

正式な大学にはいかないけど、お金を稼ぐ勉強をしたいのであれば、オンラインとかでぐんと安く必要なスキルを学べるものも増えていますよね。

(5) 海外大学は意味あることが多い

海外の大学は割と実践的なことを教えてくれるし、英語や中国語などの言語を学ぶ機会にもなるしお勧めです。

日本の大学と違い、例えば私が在籍していたアメリカの大学だと、実践的なことを教えてくれることが多いです。

なので、どうしてもちゃんとした大学に行きたければ、海外の大学を志望するのはありです。日本の大学を卒業することには意味を感じない、ということです。

以上、最後までありがとうございました。


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