いよいよか。一時的か。必要となる俯瞰的な目。

一時的なショックか。それとも遂に始まったのか....まだ2日目ゆえ解釈はそれぞれでしょう。

しかし、真っ当に解釈すればこれまで中立金利超えの利上げシナリオ・貿易摩擦の激化・ブレグジットのテールリスク増大・イタリア政局混乱等々、明確に「株売り」という材料が提供されているのに金利も株も上がってきたことが異常だったのであり、その清算が始まっていると言えばそれまでです。なお、VIX指数先物は2月ショックの前夜までショートが蓄積していましたから「そろそろかな・・・」という声は先月末からありました。政治的には7月下旬からトランプ大統領が金融政策に関心を持ち始めており、「それみたことか!」と言わんばかりに今後批判を先鋭化させてくる恐れもあるでしょう。これまで穏便に済んでいたのは(恐らく大統領も大好きな)株価が安定していたからです。

2月は直ぐに収束しました。今回もそうかもしれません。しかし、2月との相違点として①貿易戦争は脅迫から執行のフェイズに入っていること、②ブレグジットはどうやら間に合いそうにないこと、③FRBは中立金利を超えて利上げする意向を示し始めていること、の3つです。とりわけ③がこの1か月で浮上した材料であり、株価を始めとするリスク資産価格にはどう考えてもネガティブです。

この手のクラッシュを全てアルゴやAIに集約しようとするのは思考停止です。それは増幅装置であって真因ではないという俯瞰的な目が必要だと思います。引き締めをすればリスク資産ひいては景気はいずれ調整する。それがこの5年間、ゴルディロックスの名の下に見逃されてきただけです。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL11HRM_R11C18A0000000/

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