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テレワークを期に「デスクをすっきり」させた話

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

在宅勤務になり、家庭内でのオフィススペースの確保に苦労している方も多いのではないでしょうか? これは日本に限った話でもないとは思いますが、海外メディア(Financial Times)でも話題になっています。

日本の大手住宅メーカーのトップによれば、新型コロナウイルス対策でテレワークを強いられるなかで、日本の労働者は仕切りのないリビングルームと奮闘している。この状況は日本の住宅設計のあり方に根本的な再考を迫るという。

わたしもここ1ヶ月の奮闘の末、ようやくこの記事を書けるときがきました。そうです、ようやく仕事空間を確保して「デスクをすっきりさせる」ことに成功したからです!

デスクをすっきりさせたい

ケーブル嫌い界隈ではとても有名な神noteがあります。最初の段落からして「なぜケーブルが嫌いなのか」です。ちょっとどうかしています(褒め言葉)。

以前より大変共感していたのですが、自分の作業スペースは長年の積み重ねによりどちらかというとケーブルに支配されている状態。週末はどうしても寝たり、Dマガジンを隅から隅まで読んだり、Netflixも見なくちゃいけない等々で片付けの優先度は下がりがちです。

書斎計画 Part.1 〜階段の踊り場で働く

そんなときに、突然のテレワーク。通勤も会食もなくなったので、急に時間が降って湧き出しました!これはチャンスです。しかし、問題があります。そもそも固定の書斎スペースをもっていないのです。家の中のいくつかの空きスペースをゲリラ的に作業スペースにしているため、ACアダプターがいろんなところに生えているような状態です。きっと似たような状況の方は多いのではないでしょうか?

そこで家中のデッドスペースを探したところ、ありました。階段の踊り場にデスクがおけそうな場所が。採光もよく、そもそも階段ホールの一番上なので見晴らしはよく気持ちがいい。問題は、上に階段があるため立ち上がることができないことと、上と奥行きの関係でオフィスチェアが入らないということ。いろいろと試行錯誤した結果、以下のようになりました。

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デスクは天板だけ注文し、他の部屋にあったBISLEYを脚代わりにしています。天板はDIY派の強い味方、みんな大好きマルトクショップでオーダーしました。手前の斜めカット加工など、細かいところもしっかりやっていただけるので、かゆいところに手が届きますね。椅子は前述の理由により置けるものが限られるため、これまた他の部屋にあったバタフライスツールに、少しでも負担が少なくなるようにエアウィーブの座布団をおいています。柳宗理さん、ごめんなさい!

しばらくはこれで仕事をしていたのですが、いかんせん腰と背中がバキバキになってきました。写真には写らないようにしていますが、裏のケーブルの処理も甘々です。

そこで家族と話し合った結果、とある部屋の一角を常設書斎スペースにしてよいことになりました。わーい!これでより健康的で生産的なテレワークライフが送れそうです!

書斎計画 Part.2 〜部屋の片隅にて

場所はベランダに出る手前の角。日当たりもよく、気分の上がる場所ではあります。しかし、有効スペース140cm x 200cm=2.8平米、つまり1.7畳ほどのミニマム領域。踊り場対比では倍以上ですが、工夫が必要そうです。

そこで、手持ちのデスク用品を並べて検討したところ、以下のようにうまく収めることができました。

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PCデスクと作業デスクをわける

BISLEYは元々ガラス天板を使い、2つのデスクになっていました。今ではただバラバラの収納になっていたのですが、もう一度デスクとして活用します。

誰しも書きものや思考の整理、はんだ付けなどの作業もあると思います。PCデスクはなるべくすっきりとさせたい、作業途中で放置することもあるので明確にスペースをわけるようにしました。

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ライトは目に優しく、手元に影ができない「Zライト」を愛用しています。無段階の調光機能もありつつ、ダブルクリックするとすぐに100%光量が得られるので便利です。

文房具はただの趣味ですが、わかりやすいように先ほどのデスクを上部から #GoAndo風 に撮ってみます。

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愛用の文房具たち

左のノートはいただきもの。中にはRHODIAのA5方眼が入っています。メモはとにかく方眼派です。

真ん中は持ち歩き用のノートで、文庫サイズのミドリ MD Notebook。書き心地も良いのですが、万年筆でも全然裏抜けしないのが最高です。

これにつけている文庫カバーを始め、普段の身の回りのポーチは日本スエーデンの革小物で統一しています。素晴らしくしなやかでねっとりとした質感は癖になりますし、経年変化で風合いがさらに良くなってきます。もともと革の型抜き(スエーデン鋼抜型)を専門にしている会社だそうです。

考え事のときに便利なペンは、LAMYのトライペン マットブラック(写真中央上部)。シャーペンと赤青ボールペンと多機能ながら、シンプルな佇まいを保っています。書き味向上のため、付属の芯からジェットストリームに変更しています。MD Notebookとこれで、さらっさらの筆運びになりますよ。

一番頻度の高いボールペンが、ペンケース左のシルバーのもの。次に頻度の高い万年筆と共に、Graf von Faber-Castellを愛用。

右のコーナーはもう一本の万年筆でMontegrappaのもの。書類へのサインはこちらと決まっています。竹の長いものは、筆ペンです。奈良筆の老舗「あかしや」製で中川政七商店が出しているもの。「鹿草木夾纈屏風(しかくさききょうけちのびょうぶ)」の鹿の柄がかわいいです。

このままいくとデスクをすっきりさせる前に文房具の話で終わりそうなので、本題に移ります。

ケーブルとの戦い

すっきりへの道は、つまるところケーブルをどう攻略するかにかかっています。そのための基本戦略は3つで、(1) 裏をまわす (2) 中を通す (3) 死角に集約する、となります。それらを忠実に実施すれば、以下のようなすっきり感が得られます。

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コンセントが白いのが気になるので、そのうち染めQで黒くしてやろうと思います。肝心のケーブル処理ですが、あると非常に捗るのが結束バンドとコードクリップ。特に3Mのワンタッチベルトはあらゆるところで活躍しますので、家庭に常備しておくことをおすすめします。

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これを使いこなすことで、例えばディスプレイの電源コードを裏に這わせることができるようになります。

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スタンドの中を通したケーブルを結束バンドで裏を這わせ、デスクの木端につけたコードクリップで電源タップまでデリバリーします。煩雑になりがちな電源タップまわりですが、ネジで天付けにしてサイドチェストとデスク脚の死角に集約させました。

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このタップの良いところは、手前側にも1つ差込口があるところです。これをデスク前に向けることで、急な電源ニーズにも対応できます。

かっこいいデスク小物は「NOMAD」と「GROVEMADE」

MacBookProを立てて(クラムシェルモード)置けるスタンドをずっと探していたのですが、柿元さんのおかげで良いものを知りました。かなり気に入っていて、いろんなものを発注してしまいました(アメリカの会社なので、特に今は製造・配送に時間がかかっているようです)。携帯スタンド兼充電器はNOMADのもの。これも安藤さんのTwitterで知りました。ありがとうございます!

このようにしてデスクをすっきりさせることに成功したわけですが、それ以外にも様々なノウハウが集結しているnoteマガジンがあります。これを一読すれば、だれもが快適なテレワーク環境を手に入れることができるでしょう!

私は引き続き、残る課題を解決するための改修を進めていこうと思います。

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※ 写真はすべて筆者撮影。

#COMEMO #NIKKEI



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