カンブリアナイト14東京
みえる、わかる、できる、かわる。カンブリアサイクルを生み出すための出会いの場。大人の縁日、カンブリアナイトも14回目。
今回は、MistletoeのSTRATUS TOKYOのご協力により、無事に開催することができました。
触覚領域:Haptics触覚センサーの可能性 新明 脩平さん(Re-al)
© shinjo
©
shinjo
力触覚技術を用いることで、ロボットが苦手としてきた力加減を自由自在に制御し、人間同様に柔軟で力強い、環境適用性の高い動作を生成することが可能です。人間の代替として、人手や手間暇のかかる分野の自動化、省力化、そして人間と協調した作業での活用について。
これまで何度か登壇いただいた慶応義塾大学理工学部システムデザイン科野崎研究室の研究成果であるリアルハプティクスを社会実装するための合同会社。
触感の伝達と、その力の解像度を自在に変えられる技術。たとえば、生きたミジンコをマニピュレーターで摘むと、当然ながら、ミジンコがビクビク動きます。このミジンコのビクビクの力を100倍にして手元に伝えることも可能です。この状態だと、マニピュレーターに空気を当てるだけで、その空圧が腕が押されたり、綿をつまむと、その繊維の一本一本の硬さを感じ取ることも可能です。
宇宙関連事業、義手、教育、生産現場でのロボット制御など活用は幅広く、その可能性にワクワクします。
コミュニケーション領域:TOUCHY Eric Siuさん(タッチー)
© shinjo
©
shinjo
インターネットは人々の地理的な壁を取り去った一方で、ますます物理的な断絶と孤独を生んでいることも事実です。このヒューマンカメラは、人と触れ合ったり、アイコンタクトを取ったりすることがシャッターとなり、あなたがTOUCHY(タッチー)や周りの人たちとコミュニケーションを取っている間の自然な表情や楽しい瞬間を撮影し、行く先々で笑顔の渦を生み出します。このプロジェクトの名前が表すように、直接的なオフラインの触れ合いによって、人間らしい交流を作り、その価値を問い直すこそがTOUCHY(タッチー)のミッションです。楽しくユーモラスでありながら、世界中の人々の心を動かす普遍性を持ち合わせています。
様々な国々で、言葉を超えた触れ合いのコミュニケーションを生み出すタッチー。TEDx
でも発表された、自閉症の子供たちの笑顔の写真に、いつもグッときます。人の体は電気が流れ、互いに流れ合うことで、文字通り交流する。いつも、心揺さぶられます。
コミュニケーション領域:AIトーク解析ツール「UpSighter」 楠富智太さん(COGNITInc.)
© shinjo
©
shinjo
技術の力で、思考バイアスを取り除くためのソフトウェアを開発。独自のAIフレームワーク「CogStructure」を開発し、8,000本を超えるデータベースをもとに、商談・プレゼン・人事面談等の好成績者の傾向をモデル化し、定量的に比較評価する解析ツール「UpSighter(アップ・サイター)」を提供。
コンピテンシーのみえるわかるを実現する解析システム。活用領域は、かなり幅広く考えられそうです。まさに、カンブリアサイクルのできる領域の組み手次第で、ユニークかつ意義深い展開がたくさん生まれそう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?