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「誰かに 教えたい 日本語」 辞書を作る授業@ベナン の話。

(この投稿、記録も兼ねて、長いです。)
あまりにも唐突ですが、アフリカは、ベナンで、授業してきました。

場所はコトヌーにある「たけし日本語学校」。校長はゾマホンさん。

5年前くらいに作られた学校で、

熱心な日本の方が常に常駐して20〜30歳くらいのベナンの若者たちへ

授業をされています。無料です。

北野武さんがクイズの賞金を寄付されたりもしたとか。

昨今お世話になっている、敬愛する佐賀の大先輩、
川口スチール工業の川口社長が
アフリカの非電化村の小学校に、
太陽光パネルを付けに行かれる、
その鞄持ちで、連れて行ってもらった、その成り行きで。
せっかくなんで授業したら?ってことで。


教育のことにここ10数年関わらせてもらっているので、
ほんとせっかくなんでさせて頂ききました。

僕の持ち技は、
「変な宿題」と題したクリエーティブ授業がメインですが、
先方のニーズを汲み取って、今回はこれにしました。

みんなで日本語の辞書を作る。

なぜなら、辞書がないから。
公用語のフランス語以外に20くらいの言語があるので、
日本語で、日本語を教えてらっしゃるんです。

でも普通の辞書じゃつまんない。
そこで

「誰かに 教えたい 日本語辞書 を作る」

授業をしました。

まずは、起立して、
日本とベナンの国歌斉唱から始まります。
(写真の僕とゾマホンが写っているのはその時のシーン)

そのあと、たけし日本語学校の心構えをみんなで唱和。
(熱い!)

で、授業を進めて、
①誰かに教えたい日本語 
②意味 
③例文
を書いてもらいました。

ほんと、めちゃくちゃ日本語がうまいんですよ。
そして丁寧な日本語。そして熱心。

川口社長が「ベナンには電気はないが、元気はある。」と
おっしゃるのがうなづけます。

さてさて、みんながどんな日本語を書いたか。
まじめなのと、ふざけた/面白い/おばかなのと、
2つ書いてねと指示しました。

少しご紹介。
写真のとこにバーっと貼り付けたので見てもらえたら。
面白かったり、ハッとしたり、泣けたりします。
(見るときの注意:少しの間違いはご愛嬌です)

たとえば、、

・ともだち
 例文:友達のあらさがしをするな

・びっくり 
 意味:あたらしい、わからないことです。

・けち   
 意味:なにもあげたくない者。 
 例文:私の弟はけちです。

・成功  
 例文:自分のもくてきをめざしてできたのは成功です

・言葉   
 例文:かのじょにプロポズをするとき、
    いい言葉をつかわないと、ことわるかもしれない。

・つま   
 例文:わたしはけっこんした 
    だから、かのじょはつまになる。

・きぼう  
 例文:きぼうがあれば、とんでもないことができます。

・しんじる 
 意味:ひとのことをうたがわないことです。

・泣く   
 例文:泣いてもいいですよ。
    じんせいはあまくないですから。

・へべれけ 
 意味:たくさんお酒をのんだひとの、じょうたい。
 例文:あの人はここで一人でのこったら、
    へべれけになります。

・ほうれんそう 
 意味:日本人のかいしゃで「ほうこく/れんらく/そうだん」
    は、いちばんたいせつなことです。

まで。
すごいでしょう。
なんか、改めて書いてて涙出てきそう。

そして、最後に、日本語で作詞作曲ができる生徒から、
歌のプレゼント。

「いろいろ おせわになりますぅ 
 ありがと〜 ありがと〜♪
 ありがと〜 ございます〜♪」

最後大合唱になって。
その場にいた日本人の名前も、詩に、織り込まれて。

「わすれないようにぃ うたっている〜
 いつも思い出すようにぃ かいてある〜♪」

っていう歌。
カメラ回ってるけど、
みんな涙をこらえるので精一杯だったと思う。

ゾマホンは、

「私の夢は、日本とベナンはじめ、
 みなさんが、世界の国々のみなさんと
 どうすればもっと仲良くできるか。
 今晩あらためて、あなたたちに、お願いします。
 この夢を叶えるために、ご協力おねがいします。」

って生徒さんへ言ってた。

たった、1時間だったけど、
人生に、また、宝物の1時間ができました。

アフリカ。おすすめですよ。

(Nobuhiro Kawaguchiさん、たけし日本語学校のみなさん、
 ベナンの方々、ありがとうございましたっ!)


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