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「即行動」の人が強いわけ

2023年も残りわずかですが、今年、ものすごく印象に残ったこと。
それは、「決めたら即行動」の人は、やはり本当に強いなということです。成功の秘訣というのは、ほとんどの部分がそこにあるんじゃないかと。

スタートしたからには、できるだけ成功させたい。それはみんな思うことでしょう。だから「入念に準備した方がいい。失敗する確率を減らすためには、周到なリサーチや検討が必要だ」などとつい考えてしまいます。

しかし、です。

本当に重大な問題は、スタートしてからの成功・失敗の確率ではないはずです。大事なのは、そもそもスタート自体を切れるかどうか。その方が、もう圧倒的に重要な要素のはずです。

多くの失敗は、やってみてからの失敗ではありません。「スタートすら切れなかった」という見えない失敗(と表現できるでしょうか)に注目すべきで、そのようなケースは圧倒的に膨大な数に上ります。その事実を、もっと真剣に考えるべきだと思うのです。

スタートを切れずに機会を逸失したことは表面的には失敗として認識しづらいですが、多くの企業、そして個人が、「やらなかったこと、やれなかったこと」によってものすごく損をしているはずです。いずれ未来を変えることができた(はずの)すばらしいアイデアが、実行されないままお蔵入りになってしまうのは、社会に対しての重大な損失です。


準備もそこそこに、まずはやってみるという行動は、まわりからは拙速だと批判されることもあるでしょう。しかし、何かを成し遂げている人には、実際にこのタイプの人が圧倒的に多いのです。これまで、そういうケースを本当に多く見てきました。

もちろん、いつも「即行動」だと、準備不足による小さな失敗がたくさん発生することは避けられません。しかし、即断即決、スピードにあふれた行動には、そのマイナスを補ってあまりある大きな利点があるのです。

それは、「勢いがある内が、いちばん情熱とエネルギーがあふれる状態」だということ。この利点は、いつも石橋を叩かないと歩けない人には決して得られないものです。動き出すことなく、まずは事前に調べに調べているうちに、最初の希望の火が小さくなり、心配ごとが増え、アイデアや構想のエッジもどんどん丸くなってしまいます。

そうすると、もうそこから動けなくなってしまうのです。「もっと調べてから慎重にスタートしよう」と思っているうちに、だんだんと熱意もエネルギーも減少していくものです。そしてそうやって、せっかくの可能性が次々と潰えていく。本当に、とてももったいない話です。


一方で、すぐに動く人は、その高いエネルギーレベルによって最初の難しい壁をまずは突破してしまいます。そしてそこさえクリアすれば、後はさらに加速させていくことが可能です。その時点で、すでに競争相手とはかなりの差がついているはずです。

多少の目算違いや失敗があっても、そこから修正すればいい。修正して再び走り出すことさえできれば、それはもう失敗ではなく試行錯誤の後の成功ということになります。「結局は何もしない」ことこそが、まさに最大の失敗だということです。

このことは、これまでの歴史で数えきれないほど繰り返されてきました。もし、もっと多くのアイデアが実際に実行に移されていたら、世の中はもっと良くなっていたかもしれないのです。


即行動の人こそ、より多くのことを経験し、失敗からも学び、自分の可能性をどんどん広げていく。そしてその結果として世の中に大きな価値を提供し、社会に貢献することができる。それこそが、まさに実践したい行動のあり方だと考えています。


2024年、自分もあらためて、いつも「即行動」という精神でやっていきたいと思ってます。もっとがんばらねば、と。


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