Z世代ファッションと#Aliyahcore
原宿ファッションやY2Kスタイル、サンリオ等の「懐かしカワイイx今どきギャル」を掛け合わせた世界観が今黒人ギャルたちの間で流行ってる。独特のスタイリングが人気の @aliyahInterlude の名前をとって、#aliyahcore というaestheticとして確立されている。ファッションは楽しむものだと、思い出させてくれる。
黒人クリエイター/ファッションインフルエンサーがしっかりコミュニティ内で認識され、クレジットされ、白人中心の美的スタンダードでなくても独自のスタイルを楽しめるようなトレンドになっているのがすごい。Moon BootsをSNSバズアイテムに昇華させた張本人も彼女。
古着でもまかなえそうなスタイリングだったり、アクセサリーによる変化を楽しむことからもZ世代ファッションらしさがうかがえる。さらに、Aliyahcoreを実践する人の中で、クィアな人も多い。この自由な自己表現、そして他者からの評価に捉われない「自分軸のカワイイ」がまさにこのトレンドの魅力だ。
「BarbiecoreやTenniscoreのようなスタイルの台頭を目撃してきたが、新たな至高のスタイルがインターネットを席巻している:Aliyahcore(アリヤコア)だ。
Aliyahcoreに必要な最初のステップは、ミニスカート。ここで初めてバリエーションの可能性が出てくる。スカートがない、手に入らない、許されないという状況では、ローライズのジーンズを履くこともできる。ミニスカートの種類に決まりはない。アリヤは、デニムテニスから無地のテニススカート、普通のデニムスカート、さらにはタイドビキニのカバーアップに似たスカートまで。
トップスの場合は、フィッシュネットのトップスなしでは、Aliyahcoreのルックは成り立たない。そして、クロップトップやコルセットのようなものを重ねる。フィッシュネットの上にビキニトップを重ねることもある。
次にベルト。Aliyahcoreの定番は、2種類のベルトを常に身につけること。普通のベルト、スタッズベルト、チェーンの3種類を選んで、組み合わせは自由。さらに、脚にはガーターをつける。
次に、手袋を着用することも可能。次に加えるアクセサリーは、ファーのイヤーマフ。次に、レッグウォーマーを用意する。そして、ムーンブーツを追加して完了!
さらに、チャームや小さなバッグをつけると、さらに素敵なスタイルになるでしょう。」
「「ノーメイク」メイクや「クリーンガール」トレンドのニュートラルなベーシックアイテムなど、他のパンデミック生まれの美意識と並んで、「ユーフォリア」に見られるような現代のY2Kファッションは、この世代にベビーTシャツ、オールピンクのアンサンブル、ミニスカート、ローライズのデニムの探求を促した。
2023年は、Z世代の間でマキシマリズムが強まる年だと予測されている。ニュートラルな色から外れて、鮮やかな色や異なる素材のセットアップ、過剰なアクセサリー、個性的な感覚を好むようになり、希望の美学に合わせてより複雑なコーディネートに焦点を当てたインターネット文化が生れた。
アリヤコアのスタイルのベースは新しいものではなく、Y2Kルネッサンスの他の部分と同様に、90年代と2000年代の黒人ガールズグループが着ていた服装から大きなインスピレーションを得ている。しかし、Aliyahcoreには、現在の他の美学(世界観)と区別するための重要な要素がある。
イヤーマフ、ムーンブーツ、片足にフィッシュネット、もう片足にガーターベルト、ミニスカートにチャンキーベルト、ファーレッグウォーマー、そして大量のピンクとアクセサリーなどが、アリヤコアの必需品。また、AirPods Maxのユーザーの間では、ヘッドセットをニットやメタリックで飾る傾向が強まっており、そのインスピレーションとしてBahが参照されたこともある。
彼女のコンテンツの主な趣旨は、常に最高の自分を目指し、常に最も自信に満ちた自分であろうと意識すること。イットガールは外から見たイメージだけではなく、毎日の身のこなしが重要だ。
彼女は、自身の動画でこう語っている。「常にスーパーサイヤ人、最も進化した姿の自分を想像しなきゃ!」」
記事を読んでくださりありがとうございます!いただけたサポートは、記事を書く際に参考しているNew York TimesやLA Times等の十数社のサブスクリプション費用にあてます。