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マーケターの人材モデルとマーケティングの学習方法について

マーケターの学習コミュニティを運営していて、たくさんのマーケティングの仕事をしている人とお会いする機会が増えました。

お会いする方々の多くが悩んでいる、学習とキャリアをテーマに記事を書いていきます。

マーケターにとって、これからのキャリアと学習を考えるヒントにして頂けたら幸いです。

マーケターにとっての理想の人物像とは?

マーケターといっても、仕事の専門領域・業界・組織特性によっての役割の違いが大きく、一括りにすることは難しいです。

この曖昧さが、自分のキャリアが見えにくい・・・という課題を抱えている人が多くなっている原因だと考えています。

どんなマーケターになりたいですか?

この質問に対して、最近多いのは、元USJで刀代表の森岡さんが大人気です。

残念なことに、森岡さんになろうと思ってもいきなりは難しいです。

もう少し冷静にキャリアを考える上でのスキルマップがあると良いとずっと考えていました。

逆T字型でスキルセットを整理してみる

マーケターのスキルセットが曖昧という課題に対して、一つ解決策を出してたいと思います。

逆T字型モデルで自分のスキルや仕事の領域を考えてみるのはどうでしょうか?

逆T字型人材
横軸:企画・分析・発想力などの基礎力
縦軸:専門スキル

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簡易的に自分のスキルセットを評価する項目を3つずつ用意してみました。

ぜひご自身のスキルセットがどうなっているかを自己評価してみてください。

基礎力評価
☑既存のマーケティング戦略の成功要因・失敗要因を言語化できる
☑マーケティング予算を根拠をもって立案できる
☑マーケティング戦略を経営者に提案できる

専門性評価

☑特定のチャネル改善を依頼されて成果を出せる
☑特定の業界知識に長けている
☑特定の業界や領域において知識・人脈などが長けている

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マーケティングの仕事で成果を出して、理想のキャリアを描くためには、基礎力と専門性の両方を磨いていくことが大切だと考えています。

イメージは、
・土台にある企画・分析・発想力などが高く、幅広い知見がある
・その土台の上に専門領域が乗っかっている

このような人材を理想の人材なのではないかと考えています。

※マーケターのスキルセットに関しては、ムロヤさんのマーケターのスキルマップが参考になります。


マーケターのキャリアの2タイプ

大きくは2つのタイプに分けることができます。

①ゼネラリストタイプ
②スペシャリストタイプ

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さて、どちらのタイプが今後生き残っていける可能性が高いのでしょうか?

外部環境を見ていきましょう。

VUCA(ブーカ)の時代に求められるスキルセットとは?

VUCA時代、つまり「あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、将来の予測が困難な状態」と言われています。

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この時代背景を踏まえると、これからはスペシャリスト=1つの専門性だけに依存するより、ゼネラリスト性を持ち合わせた方が、不確実な外部環境に適応しやすいのではないかと考えています。

スペシャリストを否定しているわけではなく、ゼネラリスト性を持ち合わせた方が良いのではないかという考えです。

不確実性が高い時代には、特定の専門領域に閉じてしまうことは危険だと考えています。

GoogleやFacebookのアルゴリズムは突然変わるかもしれないし、特定のプラットフォームに依存した仕事は、いつなくなるかわかりません。

その専門領域の前提となる条件が変わってしまう可能性はいつでもあるわけです。

一方で、企画・分析・発想力などの基礎力はいつの時代になっても、ある程度の需要があるはずです。
ゼロイチで市場を動かすコンセプトをつくる、顧客の課題を特定して、新たな打ち手を考えるといった仕事がAIに置き換えられることは考えにくいです。

結論は、どんな専門領域の仕事をしようが、基礎力を磨くことは怠ってはいけないということです。

マーケティングを学ぶ方法

先ほどの基礎力と専門力の2つに分けて、どのようにマーケティングを学ぶのが良いのかを整理してみます。

基礎力を鍛える
・経営の基礎理論を学ぶ
・フレームワークを身体に馴染むまで使う
・MBAに通う
・経営企画や経営に近い領域の仕事をする
etc

専門力を鍛える

・専門領域のカンファレンスに参加
・専門領域で師匠に従事する
・専門領域に特化した仕事をする
etc

ここで一つご自身で考えてみてください。

ご自身の普段の学習時間はバランスは取れていますか?

ポイントはバランスです。

私自身、10年間近くマーケティング領域の仕事をしてきて、マーケティングの学習は、どうしても専門力を鍛えることに時間が傾きがちなのではないかと感じています。

それは、下記のような学習環境が業界的に用意されやすいからだと考えています。

・GoogleやFacebookのアルゴリズムと推奨されているHow toを学ぶ
・即実践できる〇〇(チャネル)で成果を出す方法

※Google、Facebook、Twitterなどが出している学習コンテンツはレベル高いですし、マーケティングの仕事をする方は見ておくことオススメです。
ここでは、あくまで学習のバランスのお話をしています。

シンプルに専門領域の方が体系化されやすいということも原因の一つだと思います。

一方で、基礎力を鍛えることについては、MBAはお金がかかるし、経営理論や戦略論を学ぶことは、キャリア志向の高い人がやっているイメージがあります。

さらに、戦略系の仕事は、事業会社であれば役員層・経営企画などの領域が担っているケースが多く、どこか特別な人が考えるものという偏見があるのではないでしょうか。

意識的に戦略思考を磨こう

戦略は一定の特別な人が考えるものではないと思います。

全ての仕事に、戦略を考える思考は求められますし、戦略を考える基礎力を磨くことで、専門性がより活きてくるはずです。

戦略思考を磨くコンテンツも最近は充実してきています。

一番オススメなのは、グロービスが運営するグロ放題です。
経営理論やフレームワークの基礎など、今まではMBAの高額コンテンツだったものがお手軽に学習できます。

戦略を考えることを、誰かの特別な仕事にしないこと。

そんな環境をマーケティングトレースを通じてつくっていきたいと考えています。

そのために、日常の中で誰もがマーケティング戦略を考える力を磨けるトレーニング、経営とマーケティングを繋ぐ力を磨くトレーニングとして、マーケティングトレースをつくっています。

マーケティングトレースについては、最近YouTubeで動画化したものをアップしはじめました!

もしご興味ある方は、ぜひチャンネル登録して頂けると嬉しいです!

最後まで読んで頂きありがとうございました!


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マーケターの筋トレコミュニティ #マーケティングトレース を運営しています。 日本のマーケティングリテラシーを底上げしていきたい。ブランディングテクノロジー(株)執行役員/パンダが好きなので上野の近く在住🐼※発言は個人の見解です
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