世界最大の対外純資産をバックとする円の信認はQQEをもってしても崩せず、自国領土にミサイルが着弾しても尚、円高を見込む向きが多いのが実情です。その実、「銀行-政府-家計・企業」における鉄壁の資金循環があることは言うまでもありません(採られている金融政策の是非はさておき)。もう真っ当な力で通貨価値の押し下げが叶わないという結論に達し、議論が極まりつつあるからこそ、外債購入やヘリマネといった一昔前ならば口にしただけで見識を問われるようなアイディアが普通に飛び交っているわけです。
それにしてもGSは散々円安を煽ってきた割にはこの筋の話を今更するのですね。そこに一番の違和感を覚えました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-11/OSWRBZ6JIJUQ01
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-11/OSWRBZ6JIJUQ01