テレワークで結果を出すために必要な「3つの解像度」
皆さんこんにちは、澤です。
前回のボクの投稿『「うちの会社は在宅勤務に向いてない」って言うけれど』は、おかげさまでたくさんの方に読んでいただき、「スキ」もたくさんいただきました!
https://comemo.nikkei.com/n/nf2035da95e55
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そして、今回もまたテレワークネタ。
前回指摘したことが、そのまま記事になってました。
【悩めるテレワーカー 継続調査で見えた在宅勤務の実態】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK083MW0Y1A300C2000000/
いろんな調査結果が共有されていてボクも大変に勉強になりましたが、記事中のこのグラフを見て「あららら・・・」という気分になりました。
労務管理上の課題のトップ3が、「評価」にかかわるもの。
「テレワークをしていると、適切に評価してもらえないかもしれない」というマインドが蔓延している可能性が、かなり高そうだと感じました。
この手のグラフの読み方は、調査項目や数値について絶対的にみるのか相対的にみるのかによって受け取り方が変わりますが、あえて回答の内容を相対的にとらえると、「仕事そのもののやりにくさ」よりも、「適切な評価が得られない」の方が問題視されていると読み取れます。
これ、要するに「出社することがよい仕事の条件」と思ってるマネジメント層がたくさんいる証拠では?と勘繰りたくもなります。
あるいは「出社してるんだから評価してよ!」という、仕事の本質を勘違いしている人も多いのかも?と心配になります。
あらゆる組織の「仕事」は社会貢献だと思っています。
自分の所蔵している会社が、どんな形で社会に貢献しているのかを理解しておくことは、ビジネスパーソンとして非常に大事なことだとボクは思っています。
先日もあるイベントに登壇したときに「社員それぞれが個性を発揮しつつ活躍してもらうためには、会社として何をすればいいでしょうか?」という壮大な質問をいただきました。
ボクの答えは「解像度の違う3つの視点を言語化しましょう」でした。
まず、最も解像度が粗めなのは「会社が世の中にどう貢献するのか」という視点です。
会社のミッションやビジョンなどがこれに当たりますね。
これは、経営者はしつこいくらいに社員に伝えないとならないと思います。
そして、会社のメンバー全員が同じことを社外の人たちにも言えるようにするのが理想です。
次が「マネジメント層が会社の方向性にどう貢献できるか」という視点。
いわゆる事業部長や管理職の人たちが、「自分のチームはXXを実行することで会社に貢献し、結果として社会に価値を提供する」ということを言語化し、チームメンバーに共有する。
そして、マネジメントはメンバーが全力疾走できるように、あらかじめ仕事がしやすい環境をと整えておき、「何をもって仕事をしたとみなすのか」を明確にしておく。
この仕事をやっておきさえすれば、「評価がフェアにされないかもしれない」という不安を大幅に軽減できるように思います。
そして、最も解像度の高い視点は、社員一人一人が「自分は自分の強みを生かして、与えられたミッションをやり遂げ、自分の成長につなげていくのだ」という視点です。
この視点は、解像度をどんどん高め続ける必要があり、日々どれだけ自分の頭で考えていくかが大事です。
この話は、また別途。