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このコロナウイルスが猛威を振るう中で、大学3年生以下の人はこれから就職するべきか、大学院に行くべきか悩んでいる学生の方々が多いと思います。そこで、そんな大事な決断をする前に、大学院に進学するメリットとデメリットを文系と理系に分けて解説していきたいと思います。

記事にもある通り、コロナ禍において、人生に迷う人も多いんじゃないでしょうか。

まず、理系のメリットとしては、高い専門性を身につけることができる点です。大学院は世界最先端の技術と現場を体験し、その研究に関わることができる場所です。

四年制の学部生と異なり、研究や論文発表を通して世界中の学生や研究者と議論するチャンスが多いので、あなたが学びたい分野において高い専門性をつけることが出来ます。

次に、就活が有利になる点です。大学院の研究室や教授による推薦で、自身の研究に関わる仕事に就職できる可能性が非常に高いです。あなたが働きたい業界があなたの研究内容と大きく関係する場合には、企業の即戦力として研究職や開発職などのやりたい分野の仕事に就くことができるでしょう。実際、大手企業の研究職は、大学院卒しか募集していない会社が多いので、研究職を目指す方は大学院進学を考えるべきだと考えます。

一方、デメリットとしては、就職の間口が狭まります。特に、ニッチな専攻分野であればあるほど、他の職業への応用が難しいので、就職できる幅が限られる恐れがあります。このように、あなたが高い専門性をつけることによって、就活の選択肢が狭まってしまう恐れがあります。

理系大学院の進学のデメリットは少ないですが、大前提としてあなたが専攻する学問と心中するような強い覚悟が必要です。その覚悟がないと、大学院では一つの論文を書き上げることさえ非常に大変です。また、研究職への就職の門戸が狭いため、研究や論文発表を通して成果を出す必要があります。

研究職以外の職業であれば、理系4年卒でも問題なく就職出来ます。その場合、学部卒と院卒の違いはあまりありません。なので、大学院で専攻する学問に対して強い情熱がない場合は、大学院に行くことはおすすめしません。

文系大学院のメリットは、資格要件を満たすことができる点です。主に、国際公務員や弁護士を目指す場合に必要です。国連職員などの国際公務員は、修士号以上の学位が必須条件になっています。また、弁護士や検索官においてもロースクールといった大学院に行かないと、試験資格を授与されません。これらの仕事に就きたい場合は、大学院に進まれることをお勧めします。

加えて、学歴を変えることができる点です。学部受験に比べて、大学院の院試は簡単です。あなたが東大の大学院に入学することが出来れば、最終学歴は東京大学になります。ですので、偏差値が低いといったコンプレックスがある方は最終学歴として学歴をアップデートすることができることもメリットではないでしょうか。学歴ロンダリングとも言われますがしったこっちゃないですね。


一方で、事実、文系大学院のデメリットは理系大学院より多いです。大学院卒で新卒として就職する場合、大卒と二万円~三万円ほどの給料の違いしかないですし、生涯賃金で比較すると、二年間分の給料分を損することになります。また、日本企業の多くは文系の卒業生を総合職として採用するため、理系の大学院生ほど即戦力として働くことが出来ず、せっかく学んできた専門性を活かすことが出来ない恐れがあります。さらに、学部卒の社会人より二年遅れて就職するので、特に長く働いて欲しいと願う日系大手企業サイドにとっては採用しにくい人材だと考えます。

文系の大学院の進学する動機として「就職に失敗したから、大学院に行こう」と、現実逃避をしている人が見受けられますが、それは絶対に止めてください。時間とお金が無駄である上に、就職活動においても不利になります。多くの文系大学院生は、大学院一年生で就職活動をしないといけないため、理系の大学院に比べて研究に没頭出来ないことが現状です。就活の面接において大きな成果やしっかり目的意識をもって研究を進めてきたことを伝えられない場合は、企業は「就活がダメで仕方なく大学院進学したのだ」と誤解されかねません。ですので、もしあなたが文系の大学院に進学するなら、バイトなどの時間は最小限に留め、海外での発表経験はもちろん、グローバル経験を積んで他の大学院生と差別化する行動をとるべきです。

ここまで大学院進学について語ってきましたが、最後にめがねシャチョウから1つ警鐘を鳴らしたいと思います。


最近、なんとなく「就活に有利そう」「大学生という期間を延長させるため」という理由で、大学院に進学する人が多いと聞きます。また、「コロナで就活が厳しくなるから、大学院進学でもしようかな」と考える人もいるでしょう。もしあなたがそのような動機で大学院進学を考えているなら、絶対に止めてください。二年間という時間と数百万という学費を費やすので、20代の貴重な時間と費用を無駄にしてしまいます。

実際毎年何百人と新卒を採用しているような大企業であれば、入社後の研修制度がしっかりしているため、学部卒で入社したとしても着実にキャリアアップをすることができます。またベンチャーに就職するということであれば、学歴よりもその人の実力をクリアに評価されるため、院卒のメリットはもはや無いに等しいです。進学してダラダラするくらいであれば、企業で汗を流す方が何倍も価値があります。

このようなことにならないためにも、大学院に進学する前には「何のために大学院に行くべきなのか」をはっきりと自分の中で答えを出すことを強くおすすめします。あなたの人生プランの中で「○○のために大学院が必要不可欠だ」と答えを出した上で、大学院へ進学して下さい。くれぐれも「就職することを先延ばしにしたいから」や「大学でもっと遊びたい」といったくだらない動機で大学院進学をすることは止めてください。

大学院に行くと、仕事の幅が限定されてしまう恐れがあり、本当にその学問を好きでないと、一生やりたくないことを仕事に縛られる地獄が待っている可能性があります。大学院での学生生活は、文系や理系に限らず学部の4年間とは異なり、研究や論文作成に多くの時間を取られてしまい、精神的にもかなり病みます。好きでもない学問を学ぶことは非常に苦痛だと思いますので、止めてください。

理系の大学院進学はメリットが多い一方、文系の大学院進学のメリットは少ないと思います。しかし、文系理系に関わらず、この学問をするために生まれてきたと思えるほどの情熱を持ち続けられる方には大学院進学をおすすめします。

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