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ビジネスパーソンも「文理融合」の視点を持ちたいですね。

久しぶりに「文理融合」という言葉に触れたかも

 以下の、池上彰さんの講演の記事に、「文理融合」という言葉が登場します。私にとっては、とても懐かしい言葉でもあり、今も頭の片隅に置いてある言葉です。

記事の中に

大事なポイントは、文系も理系も同じです。AIの進化、物価の上昇という問題が、私たちの暮らしや働き方にどんな影響を及ぼすのかを想像することにあります。そのうえで、どう学べばよいのか、どのような未来に備える必要があるのか視野を広げるきっかけにするのです。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD120K30S2A910C2000000/

とあります。このことは、今の時代のビジネスのシーンにも当てはまるのではないでしょうか。ビジネスでも、AIの活用も必須ですし、当然世の中の変化に合わせることは重要です。

 このことは、私がビジネスの場面で行う「データサイエンス」では、実行していることです。多くのデータサイエンスの仕事は、「文理融合」です。データサイエンスの課題は、マーケティングや事業経営など、文系由来のテーマです。課題解決のために、データを使って科学するというのは、まさに「文理融合」です。

 このように考えると、大学生だけでなく、ビジネスパーソンも「文理融合」の視点を持ち続ける必要もあるかもしれません。

実はリスキリングは、「文理融合」のために行うのでは

 最近、「リスキリング」という言葉が、よく登場します。このリスキリングは、なぜ必要なのでしょうか。もちろん、自分のキャリア形成や、働く場面を増やすために、行うのも一つの理由でしょう。

 一方、ビジネスの現場で、自分の知識が不足しているので、それを補うためのリスキリングもあるのではないでしょうか。この場合、文系脳の方が理系のことを学んだり、逆に理系脳の方が文系のことを学ぶことも多くあるのではないでしょうか。これこそ、「文理融合」の取り組みなのです。

 このように考えると、私たちは多くの場面で「文理融合」を実行しているのかもしれません。この実行時に、意識的に「文理融合」を思い出し、自分の視野や視点を広げると、より良い思考につながるのかもしれません。

「文理融合」を懐かしい理由

 さて、冒頭に「文理融合」が懐かしいと書いた理由を紹介しましょう。私の最初の配属部署が、「文理科学研究所」という部門だったのです。

 このように、再度「文理融合」を考えると、「文理科学研究所」という部署を創出した大先輩の偉大さを感じます。そして、これからは企業の中に、今まで以上に「文理融合」の組織が多く生まれるのではないかと。そして、そのことは、とてもビジネスのシーンには重要なのではと考えます。

 さぁ、みなさんも「文理融合」の視点を持ってみましょう。

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