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泳げデータの世紀:もっと、基本的なことを、恐れずに議論しよう!

データの世紀では、データは石油。でも、その石油は誰のもの?

 データの世紀になり、多くの企業は、その石油の発見に余念がない。その一つの方法に、企業のM&Aも一つの方法だろう。

このM&Aで、ヤフーとLINEの顧客データは一つになり、確かに個人データや、周辺のデータは増える。データの増加を活用して、ビジネスの成長を考えるのは、経営者にとっては当然考える戦略だろう。

 ところで、M&Aを行った場合、その個人情報は、そのままM&A先に引っ越されるのだろうか?データの中でも、個人情報は、ぞの個人に基本的な権利は帰属するはずである。そして、個人情報の関連法規では、自分の個人情報の消去を、個人情報の保管企業に求める権利を持っている。

M&Aで、辞める従業員、残る従業員

 一般的な話であるが、私たちには職業選択の自由があり、従業員には、適切なプロセスを使って、その企業を辞める権利もある。よく聞く例は、M&Aの時に、辞める従業員と残る従業員がいるということである。私も、企業の従業員としてサラリーマンをしていたころに、M&Aの現場に近いところにいた。その時にも、辞める従業員の方がいた。辞めた理由は、「不安だから」「会社の働き方が変わりそうだから」などさまざまである。

ということは、個人情報も、消される個人情報、残る個人情報があるのでは

 同じことは、個人情報にも該当するのではないだろうか。「自分の個人情報の使われ方が良くわからないから」などの理由で、個人情報を初巨する権利を、個人は有しているのかもしれない。

 逆に、個人情報を利・活用する企業は、M&Aに際して、個人情報の活用方法・方針について、丁寧に説明する必要があるもかもしれない。

このような基本的な疑問を言うことが重要

 データの世紀は、新しい世紀である。このような、小さな、そしてき基本的な「?」が至る所にあると思う。その疑問は、持った人が勇気をもって言うべきである。それが、大きな発見になる可能性もあるのである。個人情報の扱いについて、個人情報の所有者が「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われないようにすることが、重要なのだろう。

#COMEMO #NIKKEI

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本間 充 マーケティングサイエンスラボ所長/アビームコンサルティング顧問
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