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私のリスキリング〜メンタリングを学び、自分のインポスターシンドロームぶりに気がついた

自分をアップデートしたくなり、少し前にメンタリングの講座を受講しました。3ヶ月間で2時間半の講義とワークを全10回、その間には練習相手を見つけてメンタリングの訓練をしたり受講者同士でフィードバックし合う時間もあり、得た知識をすぐに実践しながら経験として身につけていくという充実した時間でした。
今回はそんな私の学び直しのお話をしたいと思います。

メンタリングとは

話を引き出して整理するディープカンバセーションと、必要に応じてアドバイスを行うのがメンタリング。アドバイスを行うと言う点が、コーチングとは異なります。

私が受講したコースは、一般社団法人ビジネス・キャリアメンター協会の提供するBCMA認定キャリアメンター(R)資格取得コース

学び直しをしようと思った背景

数年前に同様の講座を受講し資格を得てから、様々な企業にお勤めの方々の外部メンターとして、半年〜1年のスパンで月に1回1時間程度のメンタリングを通じて、メンティ各人のモヤモヤに向き合う伴走をさせていただいてきました。いろいろな方のお話を伺い人生に触れる中で、もう一度更に自分を掘り下げて相手に貢献できる度合いを高めたい、もっと実践力をつけたい…そんな思いから、二度目の講座受講を決めました。

「自分を掘り下げて」…というのは、一番最初にメンタリングを学んだときの実体験に基づく講座への期待でした。メンタリングでは、必要に応じて助言を行いますが、私自身の助言は実体験の教訓化から抽出されたものであることが大半です。体験をただただ伝えるだけではなく、そこから何を感じ何を学んだか、その結果どんな行動を取ったのか…こうした一連のことは、過去の自分を棚卸しすることで初めて認識できることのように思います。

最初にメンタリングについて学んだ時、講座の中で与えられる様々な問いに対して答えていく形で自分自身の経験を振り返る機会を得ました。良いことも悪いことも、です。意識的に思い出してみないとすっかり忘れてしまっていることが多々あることに気づき、中には自分を守るために封印していたのかもしれないと思うような良いとは言えない記憶などもあるのですが、それも含めて構造的に掘り起こし、教訓化するというプロセスを経験できたことが私にとって大きな気づきと学びになりました。

そんな一度目の講座の後、多くの方々のメンタリングに当たらせてもらう1年を経て、もう一度学び直すことで自身のメンタリングの質を高めたいと考えメンタリングの講座を再び受講しようと思ったのは、そうした背景と期待からでした。

リスキリングの3ヶ月間を経て、自身のインポスターシンドロームと向き合う

今年1〜3月の3ヶ月に合計10回、木曜の夜20:00〜22:30のオンライン講義とワーク。そして合間にはグループワークや、練習相手とのメンタリング訓練。一方的に講義を受けるわけではなく、10数名の受講生とともに学んだことをその場で実践したり、互いにフィードバックしあったりすることを積み重ねました。

今回もやはり、とにかく己を知り(自己認知)、少し離れたところから改めて眺めたり(メタ認知)、リフレーミング(捉え直し)してみることで、気づきや教訓を得るということが私にとっての収穫でした。

その一つは、自分の中のインポスターシンドローム(詐欺師症候群)*ぶりを認識したことでした。

5年ほど前にカンファレンスで面談したアフリカの企業の社長さんから、その直後にLinkedin経由で連絡をもらい個別の面談を経て、仕事のオファーをいただきました。しばらく悩み周りにも相談をし結果として数ヶ月後に転職を決めるのですが、その悩んだ数ヶ月の間に自分の中に抱いた様々な感情を振り返ってみると、新しいことへの挑戦に対する意気込みや高揚と同時に、「自分なんか…」と自己に対する否定的な想いが多々ありました。「アフリカ事業に取り組む日本人が珍しいから目を引いただけ」「過去の経歴が過大評価につながっている」「きっと周りも能力を評価されたのではなくて、女性だから声をかけられたと思ってるんだろうな」…あげればキリがありませんが、目の前に転がり込んだチャンスは、自分の能力や実績を正当に評価し与えられたものではないという考えでいっぱいでした

講座の中でそんな状況のことをまさに「インポスターシンドローム(詐欺師症候群)」と呼ぶことを学び、当時の自身の感情に合点が行きました。数年経った今も正直なところこの傾向はまだあります。ですが、当時を振り返り悲観するだけではなくリフレーミング(捉え直し)するプロセスを経た今は、たとえその自責の全てを否定しきれず事実と感じたとしても、どうしてそう思うのか丁寧に向き合い、克服するために何をすればいいのか考え行動に移していこうとする前向きなきっかけを掴むチャンスだと考えられるようになりました

そして自分自身のそんな経験を棚卸しし教訓化することができたことが、類似の感情に向き合うメンティーに対する助言のヒントにもなりました。

講座を受講したのは既に1年近く前。今も時々パラパラと教本をめくっては学んだことを忘れないように振り返りますが、そろそろまた自分をアップデートしたい欲が湧いてきそうです。

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