景気後退の足音
9月の鉱工業生産は自然災害の影響があったにせよ、経済成長率と連動性が高い四半期の鉱工業生産の前期比で見ると、7-9月期は前月比▲1.6%になりました。
ということは、以前から指摘して来ましたが、来月公表の7-9月期のGDPマイナス成長はほぼ確実になったといえるでしょう。
10月の予測指数が前月比+6.0%となってますが、過去の修正パターンを加味した経産省の試算値では+0.9%にとどまりますし、11月の予測指数▲0.8%を考慮すれば、12月がよほど増産とならない限り、10-12月期もマイナス成長の可能性も出てきました。
そうなれば、日本経済も景気後退局面入りかという議論が盛り上がり、来年10月に控える消費増税の判断にも影響が及ぶ可能性があるでしょう。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL29HC1_Z21C18A0000000/