新NISAで投資するならオルカン、S&P500、それとも日本株?ビジネスパーソンが選ぶべき投資先とは
新NISAで投資をする人が急増!投資するならどこがいい?
株式会社Another works代表 / 日経COMEMO KOLの大林です。複業したい個人と企業・自治体を繋ぐ総合型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を運営しています。
新NISAが始まり、積立投資を始めるビジネスパーソンが増えています。投資先として人気なのが、全世界株式のインデックスファンドであるオルカン、米国株式のインデックスファンドであるS&P500、そして日本の個別株です。
しかし、どの投資先を選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、オルカン、S&P500、日本株それぞれのメリット・デメリットを解説します。
*本記事は、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で、十分な情報収集と検討をお願いします。
早期から投資を始めるメリット
そもそもなぜ今投資が注目されているのでしょうか。早期から投資を始めるメリットを2つご紹介します。
①長期的な資産形成
投資は、長期的な視点で資産を形成する有効な手段です。早くから投資を始めることで、複利効果を最大限に活用できます。(複利効果:得られた利益を元手に再投資し、さらに利益を生み出すこと)
例えば、25歳の時に100万円を投資し、年利5%で運用した場合、30年後には約324万円、40年後には約842万円に増えます。つまり先行優位。早期から投資を始めることで、比較的少ない資金で大きな資産を築くことが可能となります。
②自己成長
投資は、経済や金融に関する知識を深める機会にもなります。日経の記事でも、投資のメリットとして”資産を増やすことだけでなく、企業分析を通じて本業のビジネスや転職で役立つ知識を獲得できること”が紹介されています。
自分のお金を使って投資することで、従来流し見していたニュースや情報に関心を持つようになり、投資やお金の仕組み、企業に関する知識が自然とインプットされていきます。投資は自己投資にもなるのです。
人気の投資先 メリット・デメリット
ここからは、投資先として人気とされているオルカン、S&P500、日本株についてそれぞれのメリット・デメリットを解説していきます。あくまで一例となりますので、ご自身での情報収集の上投資先を決めていってください。
1. オルカン
オルカンとは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の略称、三菱UFJ国際投信株式会社が運用する、全世界の株式に投資対象を絞ったインデックスファンドです。
メリット
全世界約40ヶ国の約4,000銘柄に分散投資するため、リスクを抑えられる
少額からでも積立投資することができる
信託報酬(投資家が支払う手数料)が比較的低コストで運用されている
デメリット
米国市場に比べて過去のリターンが低い
個別株に比べて値動きが鈍い
2. S&P500
S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表している、米国株式市場の株価指数のひとつです。ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄の時価総額を元に算出されます。
メリット
500銘柄に分散投資するため、高いリターンが期待できる
長期的な資産形成に適している
信託報酬が比較的低コストで運用されている
デメリット
米国市場のみへの投資となるため、値動きが比較的大きい
為替リスクがある
3. 日本株
日本の企業が発行する株式全般を指し、東証プライム市場、東証スタンダード市場、東証グロース市場、マザーズ市場などに上場している銘柄の総称です。
メリット
高配当銘柄が多い
為替リスクがない
日本経済の最新動向をインプットできる
デメリット
値動きが激しい
個別銘柄のリスクがある
最後に、投資には必ずリスクが伴います。投資を始める前に、リスクをしっかりと理解し、自分自身の許容範囲内で投資することが大切です。一つの投資先だけに投資するのではなく、複数の投資先に分散投資することも、リスクを分散において大切です。(短期的な利益を得ることを求めず)長期的な視点を持ちながら、(生活を脅かすような多額の資金を投下するのではなく)少額でスタートし、複利効果で徐々に資産を増やしていきましょう。