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韓国人観光客減は人数への影響大だが、総消費額への影響は限定的。

日韓関係の悪化で外国人観光客の減少が懸念されています。

実際、昨年の訪日外客数3119万人のうち、韓国人はその約4分の1を占める753万人でした。

特に西日本への訪問率が高いことから、今後は西日本への訪日客数はかなり減少することが予想されます。

そして、少なくとも来年4月の韓国総選挙までは、日韓関係は改善しなそうですから、そうなると、政府の2020年訪日外客数目標4000万人は高いハードルになるでしょう。

ただ一方で、昨年の訪日外国人旅行消費額を見ると、全体では4.5兆円ですが、韓国人に限ればその約8分の1の5800億円程度しかありません。

背景には、一人当たり旅行消費額が15.2万円なのに対し、韓国人だけで見ると7.7万円程度しか使っていないからです。

さらに、今年4-6月期の訪日外国人旅行消費額を見ると、全体では前年比∔13.0%の増加ですが、韓国人を除くと同+15.5%増加となります。

このため、より重要な旅行消費額で見ると、韓国人観光客減に伴う悪影響は、他国の消費額の増加で十分カバーできそうです。

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