リーダーに必要な好奇心と解像度
こんにちは、電脳コラムニストの村上です。
「よいリーダーとはなにか?」というのは、昔から議論がたえないテーマです。わたしも今現在においても常に自問自答しているテーマであり、他のリーダーから学びたいと思っています。
リーダーシップとはなにかと問われたときに、いつも思い出すフレーズがあります。前職のCEOが1on1のときに説明してくれたものです。
Leadership is inspiring others to accomplish shared objectives.
(リーダーシップとは、共有の目的を達成するために他者を鼓舞すること)
彼のスタイルがコーチングに重きをおいている影響もあるでしょうが、とてもシンプルにリーダーシップについて表現していると思います。もちろんこれには人それぞれのスタイルがあり、正解があるわけでもありません。似たようなスタイルとして思い出されるのが、前職の上司であった現東京都副都知事の宮坂さんです。
東京都の宮坂学副知事は8日の都議会で、行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速するため、先進的な事例を研修する海外都市への視察を月内に始めると表明した。複数のチームが最先端のテクノロジーや官民連携の開発手法などを学び、QOS(サービス品質)の高い新たなサービスの創出につなげる。
彼のリーダーシップスタイルもコーチングやサーバントリーダーシップに近く、特に素晴らしいと思うのが謙虚さと学びへの強い好奇心です。貪欲に知らないことを求め、その中から取り入れるべきと思ったものはすぐに行動に移してモノにしてしまう。これが組織のカルチャーとして根付くと、加速度的に変革が進みます。現職においても遺憾なくその能力を発揮していると思います。
フランスと同じような立場にある日本も大規模なスタートアップ創出に向けていま一度、真剣に取り組むべき局面に来ています。ヤフー元社長の宮坂学東京都副知事はビバテクノロジー2022に参加し、帰国後に東京都は23年2月に「TOKYO City-Tech」というテーマで独自の大型グローバルイベントを東京国際フォーラムで開催すると発表しています。
これまでTechCrunch TokyoやSlush Tokyoなど、海外をモデルにしたグローバルイベントはありましたが、東京都が世界に向けて行うイベントは近年ありませんでした。
これまで私がお仕事をともにしたリーダーの方々に共通しているのが、学びの源になっている「好奇心」と探求の深さ。これをあえて「解像度」と表現しますが「具体と抽象のバランスの良さ」といいましょうか、縦横無尽に広角・望遠レンズを使い分ける能力に長けているということがあると思います。
どういうこと?と感じた方は、最近宮坂さんが書いた以下のnoteをご覧ください。なにを言っているかの片鱗が感じ取れるでしょう。
わたしももっといろいろな知らないことに触れて学ばないといけないな、と感じされられたできごとでした。
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タイトル画像提供:EKAKI / PIXTA(ピクスタ)