継続的な学びと好奇心のための生成AI検索ツール&ユニコーン企業、パープレキシティ(Perplexity.ai)
ここ最近の関心事項として何度となく頭の中をよぎるのが、『生成AI ツールやトレンドをどのように継続的に&効率的に学習し続けることができるか?』です。毎週のように新しい生成AIツールのプロダクトがリリースされ、資金調達がなされる中で、ついていくのに大変という方も多いのではないでしょうか?
そんな中気になったのが日経新聞に掲載されていた『AI検索の米新興、ソフトバンクと提携 契約者は1年無料』という、生成AI検索スタートアップのパープレキシティ(Perplexity.ai)についての報道でした。
記事の中では以下のような点が報じられています。
米AIスタートアップのパープレキシティがソフトバンクと提携し日本市場に進出、ソフトバンクのユーザーに有料プランを1年間無償提供、日本語サービスの改善を目指す。
世界での月間利用者は多くが米国内で1000万人を超えている。
パープレキシティはドイツテレコムとも提携、6270万ドル(約97億円)を新たに調達、ベゾス氏やエヌビディアが出資、企業価値は10億ドル超のユニコーンに成長
自分自身は過去1年弱の期間、有料版を使用しながら便利と感じているものの、ここ数ヶ月の利用者急増、新機能リリース、資金調達のペースは目を見張るばかりです。TechCrunchの情報によると、同社は現在、少なくとも2億5000万ドル(約386億円)を追加調達中で、評価額は25億ドル(約3,864億円)から30億ドル(約4,662億円)と言われています。2022年に設立され、ブルームバーグの最新の記事によると現在の社員数55名のスタートアップに対し、信じられない程の注目が集まっていることに驚かされます。
エンタープライズ版のリリース、そして音声による検索と回答のアプリへの実装など、今週たった1週間で目まぐるしく新しいリリースが発表されています。
せっかくの機会なので私が「便利」と感じる点、活用法を箇条書きでまとめてみたいと思います。
【1】Claude 3、GPT-4、Mistral Largeなどの最新のAIモデルを用途にあわて使うことができる点〜現在私は評価の高いと言われる「Claude 3 Opus」を選択していますが、日進月歩で進化を遂げる生成AIモデルを試しながら利用することが出来ます(有料版(月額20ドル&年額200ドル)の場合)。
【2】生成AI検索の結果は要約された文章に加え、出典リンクによる事実に基づいた要約情報の取得が可能〜検索結果には、出典となる記事、ウェブサイト、YouTube動画等のリンクが列記されています。提供される情報の信頼性を確認しながら、事実に基づいた要約情報を素早く得ることができます。
【3】「コレクション機能」を活用することで詳しくカスタマイズ(絞り込み)をした検索結果の表示が可能〜コレクション機能を使うことで、例えば以下のような検索結果のフォーマットを用意し、詳しい結果を呼び出すことが可能になります(画面左側の「Library」をクリックすると右側に「Collection」の一覧を作成・編集する画面があります。)
背景や文脈の説明
5~10個の箇条書き
重要な数値、データ、固有名詞
最も重要なポイント
更に知りたい場合の参考文献、記事、動画等
【4】 検索結果の共有が可能〜検索結果を他の人やSNS上で簡単に共有できる機能があります。これにより、有益な情報を同僚や仲間と共有し、協働作業やディスカッションに活用出来ます。
上記の検索結果は以下のURLからご覧いただけます。
『climate tech に関する注目度の高いカンファレンスやイベントを教えて下さい(https://www.perplexity.ai/search/climate-tech-AQWZ81O4QFulagXnTN7Qig)』
【5】人名・組織名、キーワード等を検索することでWikipediaのように活用することが可能〜以下は試しに自分の名前を入力してみた際の結果です。検索結果も簡単にURLとして共有することが可能です。
*カーボンクレジットについて検索した際の結果(URL)👇
例えばある特定のテーマについて分からない単語やキーワードを「Collection」としてまとめておくことでテーマごとの単語帳のような辞書機能のとしての活用も可能です。
いかがでしたでしょうか?私もまだまだ十分に使いこなせてないと感じることも多いですが、Perplexity.aiには利用者専用のDiscordコミュニティもあり、アクティブにおすすめのプロンプトや活用法が共有されています。継続的に学びながら自分なりの活用法を工夫していきたいと思います。おすすめのプロンプトや活用シーンがあればコメント欄で教えていただけたら嬉しく思います☺
なお、紹介プログラムも充実していて、こちらのURLから購読されることで初月10ドルが割引になります。ご興味ある方はぜひお試しください🌍🙂🤞
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・Climate Curation(日本語): https://climatecuration.theletter.jp/
・Japan Climate Curation(英語): https://bit.ly/JapanClimateCuration
▶2021年夏以降気候変動・脱炭素・クライメートテックについてCOMEMO記事として公開した記事のリス