今日は評価について、持論を話します。

テレワークが推進してくると、評価について難しくなってくるところもあるんじゃないでしょうか。

自分はもっと評価されてもいいはずなのに、会社、上司は評価してくれない、納得できない、という人は多いかと思います。

要するに、自己評価と他者や会社から自分に対しての評価にギャップが生じている、ということになります。

なぜなんだろうか、と。俺は言われたことをちゃんとやっているのに、なぜ評価されないのか、と嘆いている人もいるでしょう。

答えを先に言ってしまうと、期待通りに働いたり、言われたことを言われた通りにやっているだけだと、従業員のやる気がそこそこある組織だと、みんな当たり前にそれぐらいはしているので、ちょっと間違えると下位10%から20%の評価になりかねない、ということです。

組織内に頑張っている人が多いので、一歩間違えると底辺に陥る可能性がある、ということで、別の言い方をすると、言われたことを完璧にするだけでは、優れた会社であればあるほど、むしろマイナス評価、になる可能性もあるので気をつけてください。

【評価の残酷な法則:会社評価と自己評価のギャップ】


まずはじめに、前職の社長にも聞いていた話ですが、今自分が経営していても感じます。みんな頑張っているから、ある一定レベルのところで評価は団子状態になります。

以下、100人の会社と想定して話します。できる人、評価の高い人、から順に並べたと仮定します。

①評価順位1位~10位

②11位~30位

③31位~90位

④91位~100位

①と④は割とどの会社でも明確です。

すごい仕事のできる人と、周りから見てもパフォーマンスが低い(ちょっとあの子やばいよね、仕事できないよね?、と回るから思われるレベル)、上位10%、下位10%です。


次が②です。無茶苦茶突出しているまでいきませんが、結果が出ている人たちです。上位30%くらいまでの人達になります。このあたりの人達までは割と明確に評価される人たち側もまわりの客観的評価も一致してくるので問題は起こりにくいです。

問題が③です。だいたい31位~90位くらいまでの人です。

自分は言われたこともちゃんとやっているし、ある程度は、評価されるはずだ、と思っている人達なんですが、(組織によって差はありますが)実は30位から90位くらいは団子状態で彼ら彼女らの評価にあまり差はありません。

自己評価をすると、まあ俺は平均くらいはできてるだろうな、と思っていると、上司に唐突に、「君は上から85位だ、君、頑張らないとやばいよ」、というような指摘を受けて当人は困惑します。


会社からの評価と当人の自己評価に乖離が生まれ、それが不満や会社への不信感を生みます。

残念ながら、これはどんなに優れた評価制度を用意しても解決されません。
言われたことをやっていて、まあ大丈夫だろう、と思っていると、いつのまにか下位15%に入る可能性があるんだ、ということを伝えないといけないな、と思いました。


対策としては、「まあ自分はやることをちゃんとやってるし、問題ないだろう、評価をちゃんとされるはずだ」、ではなく、確実に評価される、つまり、上記で説明したような上位で最低でも30%に入るような誰が見ても、明確な結果を出すのに全力を尽くすに限ります。

今日は、自己評価と他者評価のギャップが生まれる原因である、評価の団子状態について解説しました。


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