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好きは無敵。 〜 働き方カンファレンス「at Will Work」再録。日経の一言切り抜きを添えて。

一昨日、2021年2月24日、働き方カンファレンス「at Will Work」に招いてもらって登壇して色々お話しました。

at Will Workってイベントはすごいなと思っていて。

5年前に藤本あゆみさんが働き方改革について自分がやることがある、と思われて、虎ノ門ヒルズの600人のホールを押さえ、仲間を募って、いち早く「働き方改革カンファレンス」を実現されたってのがファンである最大の理由。

あとは、5回で終わりにすると初めから決めてスタートされたこと。つまり、今回が最終回。

そしてあともう1つ理由があるのだが、それは壇上からも話したので、以下の文中で書く。

実は出させてもらうのは2回目。前回は、電通Bチーム 

のことを中心に「エンゲージメント」について話してほしい、ということだったのだけど、今回は、

「働く人々・企業を取り巻く文化は変化したのか?」について、北欧暮らしの道具店の青木耕平さんと、Almohaの唐澤俊輔さんと、キャスター瀧口 友里奈さんと話してください、と藤本さんよりご依頼なので、ハイハイ、言われるがままに〜、と参加した。

で、話したことだけど。

まず、ここ5年で働き方が変わったかと言われると

変わったか、変わってないかで言うと、5年間の間には、特にコロナがあるので、業態によるし、正直なんとも言い難いので、自分と自分の周りのことについてのみ語ることにしたい。

という前提の元に、

変わったか?と言うと、変わってないと思う。というのは、

理想がある人は、すでに働き方について考えて行動していたわけだし、常に変えている。電通Bチームを含め、僕らもそうしてきたつもり。

例として挙げたいのは、このカンファレンスのこと。去年、at will workは予定されていた日の直前にコロナの流行があった。いろんなイベントが中止になる中、どうされたかというと、即オンラインに切り替えていた。本当に、「即」だったのをtwitterで見ていた。多分日本で一番最初に「オンラインカンファレンス」をやったんじゃないかと思う。

そんなことを影から見ていたので、今年の今日の登壇は、リモートで登壇も良いと言われたが、リアルで会場の登壇を選んだ。だって、去年そんな運営をした組織は今年どんな体制でやってるのかを、見たかったから。要はスパイです。

つまり、理想の仕事をしようとしている人は常に考えて、工夫し続けているので、ここ5年で変わったかというと、変わっていないし、常に変えてる。そう思ってます。


・また、違うトピックとして、キーワード「ルーズ」を挙げた。

あんまり周りにも言ってないし本にも書いてないけど、ここ数年僕は「ルーズにする」ということをやってきた。ルーズ=怠惰、ではもちろんない。成果を出すため、みんなに大腕を振って活躍してもらうために、ルールや縛りを、なるべく「ルーズに緩くする」、と言うことだ。

もちろん社の状況を踏まえて動いたり、ビジネス上の目標など、守らなければいけないものがたくさんある。が、それについては、みんなが「苦しい、動きにくい、意味わかんない」と感じないように、僕が受け止めたり、上と話すことによって、なるべく自由に振る舞えるように、していたし、

いろんなプロジェクトについて今お手伝いしているものについても、関わられている方々の個性が生きるよう、「縛るよりルーズ」になるように設計しているつもり。

ただでさえ、あれしてはダメ、これしてやダメ、あれやれこれやれ、と言われる日本。

さらに、KPIとかすぐ決めて、それに向かって部下やメンバーを締め付ける人いるけど、その数字の宿題は短期間の目標だったり、上からただ理由もなく降ってきてその数字の根拠を説明できる人も少なかったりする。

上意下達をさらに上意下達され、いつもそれを追いかけされられている社員の方々に「イノベーション産め」と言っても無理だ。

だって、その数字を追いかけることで、150点取れるわけじゃない。イノベーションやらすごいことっていうのは100点以上のことを指すでしょう?

だから、「ルーズにする」ということについて話した。実際、この話をいろんなところですると、喜ばれることが多い。今回も喜んでいる人がいた。

・あと壇上から言ったのはこれ。

でも、正確に言うと、こうだったので、引用ツイートで修正。

信頼してないから、縛ろうとする。ミスを防ぎ、なんとか売り上げなどの数字を、ルールのみで、作ろうとする。

そんな場で誰が力を発揮できるだろう?

信頼できるスタッフを集めなきゃそもそもダメでしょう? & 部下を信頼できないような人は上にたっちゃダメでしょう?

逆に、お互いに信頼して一丸になれている組織はすごい。何かが起こる雰囲気を纏い、奇跡が起きる。

天から与えられた才能を誰か1人でも100%発揮したら、周りも会社も社会も世界も変わる。

そう思ってチャレンジしているつもりだから、そんな話を壇上から、した。


突然だが、それに関する話で、日経新聞の切り抜きを紹介したい。

まずは見てもらおうかな。

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続きの中にこんな一言もある。

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これは、2020年8月2日、日経新聞朝刊文化面の脚本家木皿泉さんの記事『「好き」は無敵』 からの切り抜き。野ブタをプロデュース、などの脚本を書かれた方ですね。

さらに久しぶりに読むとこんな一言も。

好きを究めることこそが、地球の平和につながると私は思うのだがどうだろうか? だって、そこのあなた、奪うことが大好きだなんて、本当のところ思ってないでしょう?


みんなの才能を発揮させる、そういう仕組み、雰囲気を作っていく。そういう風にみんなの力を発揮させたいと心の底から思うマネージメントが要る。

ここ5年で変わるべきだったのは、そういう気持ちだと僕は思っていたので、そういうことが言いたくて、舞台上からヤンヤ、ヤンヤと言ってきました。

最後になりましたが、藤本あゆみさん&スタッフの方々、at will workの5年間、本当におつかれさまでした。ほんと、すごいことですよ、皆さんがやられたことは。


#日経COMEMO #この5年で変化した働き方

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