搜狗_变声_-_Google_検索

中国での音声入力の普及とクオリティの高さについて

WWDC2019でもメンションがあったようですが、近年世界中で音声入力に注目が集まっていますね。

そして音声入力といえばやっぱり中国です。先日音声AI企業の「科大讯飞」(iFLYTEK)を紹介しましたが、実は日常生活に使えるサービスは他にもあり群雄割拠となってます。

中国生活では音声入力は必須

ところでみなさん、日本に来ている中国人が携帯に一方的に話しかけていたり、電車の中などで録音された音声を聞いてるシーンを見たことありますよね?あれは日本の電車が混みすぎてて頭がおかしくなったのではなくて、Wechatの音声入力でメッセージを送りあっているんです。

↑こんな感じ。すごい古い動画しかわかりやすいの見つけられなかった、でも逆に言うとその頃から超便利だった。

中国人は面倒くさがりが多いので、文字打つの面倒なんです。また中国語は漢字なので入力するの面倒なんです。

この音声入力、習慣になると便利なんですよ、シェア自転車乗ってるときとか、ちょっと手が離せない、画面に集中する余裕が無いときでも返事ができるので。習慣化した僕はLINEでもたまに音声入力するのですが、日本人の友だちの誰からも音声で返信されたことが無いという。。

また、音声で送信されたメッセージを文字に変換して表示することも可能なんです。

↑音声で来たメッセージに対して「文字にする」ってボタンを押せば文字起こしされて表示される

この機能があるので、会議中とか音声聞けないシーンでも問題なくチャットすることができます。LINEにも導入してほしい。

搜狗の入力アプリはマジすごい

みなさん「搜狗」って知ってます?おそらく日本で知名度0かと思いますが、この会社も中国ではジャイアント企業の一つです。連載はじめた「中国企業を紹介します〜」でいずれ紹介しますね。

そしてこの会社が提供してる入力ツール(IME)がヤバイです。音声入力したものを文字に起こすことができる、中国語で音声入力したものを英語に訳して文字起こし(音声のまま)することができる。これも十分便利で凄いのですが、ここまでは精度の違いはあれGoogleのアプリでもできますよね。(実際には中国の方言とかも対応してるので、中国語へのクオリティはGoogleのとは雲泥なんですがね)

凄いのは、その音声をボイスチェンジして違う人間の声でメッセージ化し、送信することまでが可能なこと!

↑ちょっとモザイクだらけで見にくくて申し訳ない。どうやら一度文字にしてからそれを新たに読み上げてるような動きに見える

キーボードで「搜狗」のアプリを追加して、入力時に選択。その後キーボードから音声入力を選択して「変声」を選び、変更したい音声を選べばOK。その音声で全て発信することができます。

もう「名探偵コナン」のボイスチェンジャー蝶ネクタイじゃん!

(コナンの蝶ネクタイはAmazonで売ってる。今年のハロウィンはこれに「搜狗」アプリで音声変えて人気者になろうかな。)

今は有名人の声とかしか選べないんですけど、これが隣の人の声とかになるのは時間の問題な気がします。これ、悪用しようと思ったらすぐですよね、オレオレ詐欺の精度が飛躍的に高まりそうだ。。

インストールできるので興味がある方は試して見てください。ちなみに英語⇔中国語は相当精度高いので、英語が得意な方はこのアプリさえ使えば、中国語勉強しなくても中国人との音声チャットも完璧にこなせると思いますよ。


翻訳精度はどのくらいなのかな?

中国語⇔英語の翻訳がリアルタイムに音声変換できるとはいえ、実際のところ翻訳精度がどのくらいかって気になりますよね?僕もいろいろな翻訳アプリをかなり使うのですが、まあ日本語⇔中国語はぶっちゃけまだまだですね。でも英語⇔中国語は、難しい文章でもほぼ問題ないレベルと思ってます。

もちろん変わった表現方法や感情などは表現できませんし、スラングや新しい言葉には追いついてないですが、それ以外は完璧と言っても良いでき。

これは僕が良く使ってるWeibo翻訳のサンプル貼っておきますね。どうでしょう?

↑中国語から日本語はまだまだかな

こっちは中国語⇔英語、どうですか。

↑中国語から英語はかなり精度高い

これからIOT化がどんどん進むだろうし、音声ってものすごく可能性あると思います。そして音声入力と音声処理においても中国はアメリカと並んで世界トップですね。

今回いろいろ調べてて再認識しましたが日本語の翻訳精度はまだまだ低いです。昔から戦争状態にある2カ国間の翻訳精度ってすごく高くなるって言いますよね、だからロシア語⇔英語とか完璧らしい。中国とアメリカも貿易戦争突入中なので言わずもがな。日本は英語苦手な人も多いし、このままでは取り残されちゃうかもよ!?


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