【副業のススメ】入社2年目のOLが副業で下着を売ったら最高日商2000万円の大ヒットをした話
こんにちは!下着ブランドでブランドディレクターを務めるこじみくです。
今日は私がこの仕事を始めるきっかけにもなった「副業」の話をします!
元々は普通の会社員、起業など人生で一度も考えてなかった
私は新卒でIT会社に就職し、入社2年目で起業を決意し、翌年会社を設立して起業をしました。元々の性格はというと、引っ込み思案でチャレンジ精神に乏しい普通のおとなしい学生でした。
むしろ「起業を意識してる人なんて熱すぎてちょっと…」と思っていたぐらい。そんな私が副業→起業というステップを経て、人生を変えたお話をします。
きっかけは欲しいものが売ってなかった…それと「○○の悩み」
副業&起業を始めた一番の理由は欲しい下着が売ってなかったから。
残業続きの毎日で体は疲れているのに、ラクでかわいいブラジャーなくて気分を上げられないのがとにかくストレスでした。色んなお店を探しても見つからず、「ええーい!もう作っちゃえ!」と自分で下着を作り始めたのです。最初は仕事帰りに工場を探したり、ベトナムの工場にサンプルを依頼をしたりと働きながらブラジャーの開発をスタートさせました。
そして私の原動力となったのがもう一つ。「○○の悩み」
それはキャリアの悩みです。
ITの大企業に就職した私は、大きなプロジェクトの歯車の一つとして働いてる感覚で、仕事を沢山しても自分の腕が上がっていく実感を得ることができませんでした。システムを開発しても、それはその会社でしか使われていないもので、プログラミングは外注しているので「自分のキャリアはこの会社に閉ざされているのでは?」と不安を感じました。
自分で下着を作ってECで販売すれば「どこの組織でも自由に働けるような汎用的なスキルが身に着くかも」と思い、チャレンジすることにしました。
キャリアに悩んだらまずは副業を
実際に副業&起業に挑戦してみて、自分にとってはプラスになることしかない経験に溢れていました。
1.新しい分野に挑戦できるのは楽しい
本業だけだと携わる業務も限定的で、自分が習得するスキルにも限界があります。副業であれば興味をもったことに自由にチャレンジするのは世界が広がって楽しいことの連続です。
私の場合はHPのデザインを考えたり、モデルさんの撮影をしたり…
今まで経験できなかったことがとにかく楽しい時間でした。
2.生活費は本業で稼げばリスクゼロ
私の場合、最初に就職していた企業が副業NGだったため退職し、その後は派遣や業務委託など本業のスタイルを変えながら4年間は副業を続けていました。売上がどんなに低くても生活には影響せず、スキルやキャリアだけ底上げできるのでリスクゼロで進められて精神的プレッシャーも最小限に抑えられるのが副業のいいところです。
私が起業した時代は副業への風当たりも強く、副業禁止の企業も多かったですが、現在は副業が完全に追い風になっていて、キャリアを好きなように磨ける環境になっています。(心底羨ましい…)
こちらの記事では企業の取り組みとして「社内副業として本業とは違う職務に充てられる制度」を行う事例が紹介されています。
社員だけでなく会社にとっても社員が自律的にスキルに視点を向けることは大きなメリットなので、こういった制度が広がることで日本の働き方にも変化があるように思っています。
3.暇な休日がなくなる
副業や起業をするとまず暇な休日がなくなります。個人的には「なんかやりたいけど」と思いつつ、ダラダラと流れる時間が無くなったことで20代・30代が豊かに過ごせたのがとてもいい経験でした。
副業を成功させるには
①SNSを駆使する
SNSは無料で始められて、広告効果も高いプラットフォームです。また、SNSを伸ばしたいという企業はとても多いのでSNSを運用する経験自体が今後のキャリアに役立つと思っています。もしSNSにどうしても苦手意識がある場合は、Amazonや楽天などのプラットフォームに挑戦するのもおすすめです。
②在庫やリスクが少ないものからスタート
副業としておすすめなのが「初期投資が少ないもの」から始めるのが大事です。ロットが少ないもの、人件費がかからないものなどスモールスタートで始めて、少しずつテストを繰り返せるものであればリスクが低いです。
③毎日コツコツと続ける
本業と副業、二足のわらじで進めるのはなかなか難しいものです。何より難しいのは自分のモチベーションを保つこと。
忙しさを言い訳にすぐに諦めようとしたり、さぼったりしてしまいがちです。私の場合は最初にSNSを毎日投稿する、という自分との約束を作りました。その後はどんなに忙しくてしんどい時でも、毎日必ずSNSを投稿してフォロワーさんを増やし、結果的に売上にもつなげていきました。
現在のSNSやネットの流れは副業に適した環境です。
まずはハードルを下げて、少しでも挑戦できることから始めると世界が広がるかもしれません。
小島 未紅
1991年東京都出身。株式会社iiy執行役員。新卒で大手IT企業に入社。エンジニアとして働き3年目に下着ブランドの立ち上げを決意し、2016年に起業。運営ブランドBELLE MACARONは女性視点の心地よさとデザイン性をもつ「24hブラ」がSNSで共感を集め、最高日商2000万円を記録。ブランド体制などをきっかけに2024年にブランドクローズを迎え、現在は下着ブランド「CHARM MAKE BODY」のブランドディレクターに就任。