リスキリングには「スキルの可視化」が必要だと思う話
こんにちは。リデザインワークの林です。
昨今リスキリングというテーマがいたるところで話されていますね。
2020年5月と22年末では、googleでの「リスキリング」検索結果数は約3700倍になっています。
先日も、岸田首相が育休中のリスキリング支援について発表され、賛否両論のコメントで盛り上がっています。
社会全体で見ても、リカレント教育、学び直し、自己投資というキーワードも良く話題にのぼるようになりました。
これだけ社会全体でリスキリングや学び直しをしようという機運が高まってきているのは良いことなのですが、そもそも何のスキルをどのレベルでリスキリングしていけばよいのか?リスキリングに挑戦しているけど、必要なスキルが身についているのかが曖昧だと思います。
これらの問いに答えられないと、やみくもにリスキリングに取り組み、1年~3年後、結局どうだったのか?が曖昧になり、一時期の流行りとしてのリスキリングになってしぼんでしまうことを懸念しています。
僕もよくnoteを読ませてもらっている村上さんも、自己投資に対してROIをどう考えるかについてnoteを書かれています。
スキルの可視化はリスキリングというテーマだけに閉じずに広く必要になっていると感じています。
例えば、採用についても、北米では、スキルを重視した採用フローに変わってきています。ワークス研究所の北米のスキル重視採用の調査にもあるように、スキルを先にチェックして、スキルレベルがクリアしたことを確認した上で、採用担当が入るという流れになってきているのです。
僕自身、採用の際、人柄や、適性を測る、経験で判断する部分も多いのですが、もっとスキルが明確にわかると、採用可否判断やオファー年収も設定しやすくなると思います。
他にも、配置や任せる役割や仕事の設定も、どのスキルを伸ばすためなのか、どのスキルを克服するのかを踏まえて本人ともすり合わせながら実施できます。
もちろん、冒頭で話したリスキルも教育も、どのスキルのどのレベルの獲得を目指して取り組むのかが明確になると目的と振り返りも含めてモチベーションも維持しやすいですよね。
次の社会においては、いくつになっても学び、成長していく中で、一年に一度、体の人間ドックや健康診断を受けるように、一年に一度、スキルドックやスキル診断を受けるのが当たり前の社会になっていくのではないかと思います。
学びなおす上でも、仕事を変えるにも、どんなスキルを持っていて、どんなスキルを今後身に着けていくのかがわかりやすくなると良いですよね!
みなさまからの「スキ」がとっても嬉しいので、記事を読まれて「ふむ」と思ったらぜひポチっとしていただけると飛び跳ねて喜びます!