ニュースを立体的に読むことの大切さ
本日リリースされた「noteで書く」機能、とても新しい斬新な試みで、興味を持って受け止めました。
特に多くのビジネス系の深掘り記事が掲載されている日本経済新聞の場合、①多くの記事が有料購読者限定記事のためか、或いは②読者の多くの方がSNS発信に必ずしも積極的でない可能性があるからか、読んだ記事がシェアされ、コメントや感想、考察を添えてオンライン上で議論が行われるということは少なかったように感じます。
そんな中、noteさんのプラットフォームを活用し日経新聞さんが運営されている「COMEMO」 という場所があることで、有料購読であるからということで必要以上にシェアすることを控える心理的障壁が下がり、noteが持つカジュアルな雰囲気があることで、より気軽にニュースの感想などをシェアしやすくなるのではないかと期待しています。
■ニュースを立体的に読むことの大切さ
感想、コメント、視点はもちろん大事ですが...タイトルに「立体的に読む」ことの大切さ、と敢えて触れた理由があります。それは、ニュースに関する動画、オリジナルのサイトへのリンク、或いは記事に対する関連ツイートなどを添えることでより深い情報を浮き上がらせられるのではないか、という期待です。
通常の新聞の記事の場合、文字数の制約、著作権などへの配慮もあり、むやみに用語、団体、イベントなどへのハイパーリンクが含まれないことが多いように感じます。分かりやすく知るべき内容をシンプルに伝えるための配慮かもしれませんが、特に海外の情報などはオリジナルの記事への参照、関連動画も併せて参照することで理解が深まることも多いのではないでしょうか。
例えば以下の記事は英フィナンシャル・タイムズ紙の翻訳記事ですが、米中の覇権争いが注目を浴びる中、マイケル・ブルームバーグ氏が立ち上げたダボス会議のようなカンファレンス、「ニューエコノミーフォーラム」をこの11月に北京で開催するというものです。
昨年11月に北京の代わりにシンガポールで開催された様子は以下の紹介動画で雰囲気を掴むことが出来、参加予定者のリストなどはこちらのプレスリリースを閲覧することでオリジナルの記事をより深く理解することが出来ます。また、公式ツイッターのアカウントを覗くことで前後の文脈を伺うことが可能になります。
*経済金融ビジネスメディアのブルームバーグ社が主催するイベントをフィナンシャル・タイムズが取り上げ、日経新聞に翻訳記事が掲載されるというのも新鮮ですね。ビジネスメディアの様々な取組み、そして会話や対話を生み出そうとする姿勢とも感じられます。
ニュースピックスさんが先駆的に始めたニュースを「ピックする」という行為が現在はユーザベース社傘下の米クォーツでも行われ、世界的に著名なビジネスパーソンや識者がニュースに対するコメントを添え、ニュースに対する意味付けを広く発信しています。
note公式でも募っている「#ニュースで語る」という行為、特に多様な視点を持ってニュースの「意味づけ」を行う、という行為の重要性は今後もっともっと高まっていくことと思います。まだ「noteで書く」機能をどのように使うことが出来るかは自分でも理解しきれてないですが、楽しみながら活用してみたいと思います。
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