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学生の時によく交わされた会話。「語学は出席しないと単位取れないんだよね」とか「体育は欠席3回までね」とか。懐かしいですね。セピア色ですね(笑)。貴重な学びの時間を、こんなだらけた会話に象徴される、たるんだ根性で過ごしてしまったことを後悔しつつ、でもそれが学生時代なんだよな、なんて思ったりもします。ただ、こんな会話に慣れてしまうと、出席さえしていれば最低限の義務を果たしている気になってしまうのかもしれません。

「参加することに意義があるという」のはオリンピック。実社会に出たら、やっぱり成果出してなんぼです。

閣僚に国会への「出席」を過剰なまでに求める今の国会運営は、ひょっとして、学生時代の出席と単位取得の関係が原因か?と思ったのですが、さすがにそんなことはないですかね(笑)。

例えば、河野大臣がミュンヘン安全保障会議に出席するため予算委員会を欠席するということに対して、批判が出たとのニュースを見て、国民としてはむしろ外務大臣にはこういう会議にどんどん出ていってほしいと思いました。もちろん、答弁や説明を求められたら国会に出て対応するのが憲法にも定められた国務大臣の義務ですから、それを軽んじていいといっている訳ではありませんが、国会会期中にも国際情勢、国内の経済・社会問題はどんどん動いていくわけです。課題先進国の日本で、大臣にひがな一日椅子に座っていていただくというのはあまりに非効率だろうと思う訳です。野党の皆さんには、ぜひ国会に出席できなかったことを責めるのではなく、その会議での成果などを質していただければなと思う次第。

出席より成果を。


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