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忙しいは悪。猛烈に働かせるのも古くさい。

なんかバタバタしている人が多いな、と感じる。
立派な仕事をしていても、いくら年収が高くても、好きなこともできない、大切な約束もできないような忙しさなら、それは果たしてどれだけ意味があるのか、と思うことがある。断言する。全く意味はないし、少なくとも自分は尊敬しない。

それ以前に、無駄なこと(特に結果に繋がらないようなこと、自らの人生を前進させてくれないようなもの)に時間を使って忙しそうにしている人を見ると気の毒に感じる。完全な人生の浪費だ。そんなものはさっさとやめて、昼寝でもしたほうがいいだろう。

猛烈に働く、というのも時代遅れだ。猛烈に自分自身働く、というのはまだ許せる話だが、適当にうまいことを言って、他人を猛烈に働かせる、というのはこの令和時代にとんだ時代錯誤というか論外だ。猛烈に働かないと利益が出ないならそもそもビジネスモデルに問題があるだろうし、問題があるなら、修正できないならおそらく令和時代には求められていないビジネスなんだと思う。そんなときは会社を畳んだらいい。

適当な綺麗事をいって、若者からやりがい搾取する経営者も嫌いだ。関わりたくない。

ワインエキスパートの資格をもっているからかソムリエの友人も多いから色々話も聞くが、飲食業界の労働環境も驚くほど劣悪だ。週休1日が当たり前(週休1日だと労基にはひっかからない)だし、長時間労働も当たり前。当たり前だからいいよね、というオーナーも多いだろうが、西麻布の予約のとれない某有名店は、週休2日と聞く。今後は、こうやって飲食業界の当たり前だから、と修行する若者から搾取する飲食店もいくら美味しくても集客できなくなるだろう。少なくとも自分は行きたいと思わないし、それって途上国で過酷労働させて安売り品を出してる某SPA企業とやっていることは何ら変わらないと思う。そういう店は必ず淘汰されていく。

近い将来、一部ヨーロッパのように、定時であがれるのも当たり前だし、ゆっくり2時間くらいランチをとるのも当たり前になるだろう。逆にそのようにできない会社は淘汰されていく、ということなのかもしれない。

それぐらい楽に働いてもきちんと利益が出る会社を創っていかなければならない、ということだろう。

人々の常識や価値観は劇的に変わってきている。経営者も常識を捨てて、事業改革、組織改革を迅速に行っていかないと、すぐに市場から淘汰されることになる。






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