見出し画像

進化し続ける生成AIと共に成長するための5つの習慣

昨年末からの過去2〜3ヶ月を振り返ると、生成AIツールの進化が止まらないほどであると感じます。ほぼ毎週のように、新しいツールが誕生し、新しいモデルや新機能がリリースされるような状況が続いています。日々の生活の中で、仕事のミーティングの中で、生成AIという言葉を聞く機会が増えたという方も多いではないでしょうか?

メディアでの報道、地上波のテレビ番組の中で詳しいツールの紹介や活用法について触れられる機会というのは極めて少ないように感じる 一方で、X(旧Twitter)、あるいはYouTubeなどでは生成AIインフルエンサーや専門家による情報発信に触れる機会が増えていることも実感しています。

伝統的な大企業に属している人や普段そういったSNSを頻繁に見ない方にとってみると、生成AIの積極活用や導入に関しての緊急性やワクワク感というのは、感じる機会が少ないかもしれません。先日のThe Economist の記事では、AIが労働市場の格差を縮めるのではなく、拡大する可能性が高く、高いスキルを持った労働者はAIを効果的に評価・活用できるのに対し、低スキル労働者は恩恵を受けにくいとの調査結果を挙げながら警鐘を鳴らしています。

私自身は気候変動とメディアというテーマに強い興味を持って、過去3年ほどニュースレターを配信しているのですが、ニュースレターの配信という取り組み、付随するリサーチ業務を通じ、生成AIツールの活用による効率化や時間の節約を実感しています。

ただ、そんな私であっても、過去数ヶ月の間に起きている先生AIツールの進化は本当に目まぐるしく、把握するのが困難と感じる機会が増えています。

そこで今回は自戒の意味も込め、どうすればこうした生成AIツールの進化に付いていくことができて、継続的に学びスキルを身につけることができるかを考えてみたいと思います。


【1】まず一番大事と感じることは、継続的に学ぶ時間を1日の中で意識的に持つということです。取り組んでいるタスクを一歩俯瞰して見てみて、どうすれば効率化が可能か、考える機会を持つことが大事と感じます。例えば以下のようなイメージです。

  • ミーティングの議事録からのTODOリスト作成を自動化。

  • タイピングする際に音声入力を試してみる。

  • 目の前のタスクの効率化のみならず、自分の仕事の進め方、時間の使い方、経営戦略の立案、習慣化などをどのようにできるか、考える習慣を身につける

【2】2番目に大事だと思うことは、意識的に職場やチームメンバー、クライアント、同じような興味を持つ人同士で、躊躇せずに生成AI活用について雑談レベルでも話し、情報交換をする機会を持つことです。自分の持っている情報に限りがあったり、新しい視点が得られるという点で、特に同じプロジェクトに関わっているメンバーとの情報共有は個人のみならずチームの成長にもつながる視点なのではないかと思われます。

そんな意味では全社をあげて「AIにオールイン」することを掲げる会社や組織に所属していることのメリットはとても大きいと感じます。

【3】3番目は、定期的にそういった生成AIの導入に積極的な企業の取り組み事例、あるいは関連する記事・動画コンテンツを意識してウォッチすることの重要性です。 自分の所属するコミュニティ、会社、業界の中では限定的になってしまいがちな情報収集の知見を、多様な価値観の中で、可能であれば、海外も含めてアンテナを張っておくことが大事かと思います。

【4】さらに体系的な知識を得るために、Udemy、リンクトイン・ラーニング、Coursera などのオンラインの講座も登録し、履修してみてはいかがでしょうか?日常的な新しい機能紹介やニュースを追いかける中で欠落しがちな体系的な知識を得られる機会も並行して取り組んでみることで学びが深まることと思われます。

【5】最後にお伝えしたいのは、学ぶためには自分からの情報のアウトプットの習慣を持つことが効果的という点です。それは私自身が過去3年の間、「気候変動とメディア」というテーマに関しニュースレターを毎週2本配信する中で実感したことです。ニュースレターを配信することが習慣になる中で、日頃から情報収集を行い、大事と思える情報をまとめ、アウトプットすることによって自分自身が学びを得ることができます。

今後「気候変動とメディア」というテーマの中で、或いは独立したテーマとしても「生成AI活用」のための継続的な情報発信を進めていきたいと今感じています。

以上5点を、この2025年2月の段階で、記録しておきたいと思い、書き記してみました。3ヶ月後、半年後、1年後、おそらくそのときには、新しい技術が生まれ、生成AIエージェントの利用も一般的になる中で、今では想像もできないような変化が訪れていることと思います。 過去1年前に自分が書いたブログを見ただけでも、大きな大きな変化がそのときからもたらされていることがわかります。そんな意味でも、定期的にこうした「生成AIツールの学び」というテーマについて、今後も発信していきたいと思います。


📬気候変動・クライメートテックをテーマにした記事をキュレーションするニュースレターを日本語と英語で配信しています。よろしければご登録ください🌏🙂

・Climate Curation(日本語): https://climatecuration.theletter.jp/
・Japan Climate Curation(英語): https://bit.ly/JapanClimateCuration

▶2021年夏以降気候変動・脱炭素・クライメートテックについてCOMEMO記事として公開した記事のリスト


いいなと思ったら応援しよう!

市川裕康 (メディアコンサルタント)
お読みくださってありがとうございます!国内外の気候変動、クライメートテック関連の情報をメディア目線で切り取って発信を試みてます。スキをクリックしてくださったり、シェア・コメントなどいただけたらとても嬉しいです