東京で過ごすクリスマス
東京は「カネと感情」で動いている。ホテルのラウンジのパパ活。低賃金で搾取される虚無の笑顔の感情労働店員。浮気と不倫と裏切りと嘘と見栄ばかりのキラキラ写真。みんな知ってて知らないふりしてる「権力者」のパワハラと性搾取。バンドの理不尽な解散。自分勝手な大人のせいで潰される若者の未来。
「真面目に勉強して真面目に働いて真面目に生活する」ことなど、今の東京ではまるで価値がないようだ。「美と若さとカネ」の奪い合い。政界の頂点から庶民の末端まで、「真面目にやってると損をする」社会。調子こいて搾取して金使って豪遊して偉そうにしてるやつも全く幸せじゃない。
ブランド品も年収も名刺の肩書もプレゼントのネックレスも肉の上に乗ったトリュフの破片も顔の大きさも鼻の形もボトルのラベルも知人の名前も全て「記号化」された世の中では、モノの価値も人間の価値も人生の価値も一切意味を持たない。空虚な「記号」を追い求めても一生孤独なまま。
自分の人生の価値は自分で決めたい。自分が取った選択に責任を持ちたい。自分が選んだ道を後悔したくない。
記事を読んでくださりありがとうございます!いただけたサポートは、記事を書く際に参考しているNew York TimesやLA Times等の十数社のサブスクリプション費用にあてます。