働き方も、「安定」から「柔軟」に変化。つまり、時代が安定期ではないということ。
これからの働き方の選択は、難しい!
以下の記事は、非常に今の時代を反映しているだろう。これから社会にでる、女子大学生に、どのような組織で働きたいかの調査である。
調査は、一つの大学で行われており、しかも東京の大学のため、日本全体のデータとは言えないが、それでも示唆に富んでいるだろう。
理想の働き方というアンケートでは、コロナ前後で大きな差がない。しかし、民間企業の選択の重視ポイントに、コロナ後では「在宅勤務」が急増している。2月までは、ほぼすべて企業では聞かれなかった言葉が、「在宅勤務」だ。しかし、今や「在宅勤務」が就職時の企業選択の重要なキーワードになっている。
理想では「安定」を求めいるが、細かな選択理由では、テレワークなどのコロナ対応力を求めている。つまり、柔軟性も求めている。きっと、大学生自身も、自分の将来設計に悩んでいる証拠なのだろう。コロナ禍において、来月の状況ですら予測できない中、将来設計を本当に難しいのだろう。
背景には時代の安定性の欠如
これは、企業の経営や働き方の問題の他に、大きな時代背景もあるだろう。安定的な時代ではないので、会社の選択に、「在宅勤務」のような対応力を求める。これが、全体の流れが、東京集中解消や、本社機能の分散などの新しいテーマが出てきたら、それを重要視するのかもしれない。
それくらい、今は安定性よりも、求められていることへの対応力、柔軟性が求められている時代なのである。あたかも、今はコロナへの対応を「人との接触の減少」が大きなテーマであり、それの一つの答えが、在宅勤務になっている。しかし、別な対応方法が求められれば、きっと大学生の企業の選択理由にそれが入るのだろう。
誰も正解を知らいないという事実
一方、実はコロナとの付き合い方は、模索中である。そして、誰も答えは知らない。より良い解決方法や対応方法はあるが、その方法も知りえた情報によって変わる。つまり、今は「誰も正解を知らない」時代である。この時に、企業はどれだけ柔軟に、よりよい解決方法を実行できるかが、従業員のために、新入社員ために重要なのかもしれない。
今までの、企業活動は、正解を見極めて、着実実行することだった。しかし、コロナ禍における企業活動は、柔軟に試行錯誤を行うことなのかもしれない。まさに、「安定」から「柔軟」が、企業に求められている言葉なのかもしれない。
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