たった30分の「ゆるふわ」が生み出すチームビルディングのすすめ
コロナ禍、というか、閉塞感の方が蔓延しているような心地もしますが、2022年が始まって、劇的な(外部)環境改善が起きない中、2月中旬へと突入してきました。
僕自身は、1月に転職をしたので、まぁまぁ大きい変化はありました。そこでのオンボーディングと実務の中で、「いまどき」なチームビルディングを体感しております。今回のCOMEMOのお題はこちら。
まったくカルチャーの異なる企業に転職してきた(つもりだった)ので、かなり「構えて」きたのですが(笑)、事前の想像以上にフラットな環境に驚いています。
30分でいい。
前職時代、僕のチーム(6人くらい)では在宅ワーク中心になっていた頃から毎朝始業30分、参加自由の「ゆるふわな朝会」をやっていました。公私混同的な、仕事・業務でも、プライベート・雑談でも、いいテーマはなんでもいい意味の雑談の時間です。 たった30分ですけど、当然、定例会議とは違った話題・視座の話でもりあがります。
僕自身、過去のキャリアでも、この「余白」や自己の周囲の「拡張」、「余所見」した範囲の知見やアイデアに助けられてきましたので、オンラインでも、その再現のつもりで開催し、参加していました。
チームにとっても、slackで伝えることよりも早く咀嚼できる、わざわざzoomをセッティングするまでもない、などのメリットがあると思っていて、垣根のないチーム感醸成につながっていたと思っています。
(本当は、こーゆーのは、僕のような年配社員ではなく、若手からの生の声(感想)を聞くべきなんですが(笑))
当然「参加自由」なので、僕がZoomにINしていても、誰も来ないこともありました(笑)。それでもいいんです。
これ、就業時間外や、ランチタイム、とかに参加の強制力を持っていたら、きっと機能しなかったと思っています。
フラットな時間
現職へ転職してきても、「毎朝」ではありませんが、週次で「アジェンダのない30分の会」が持たれています。ただし、その会は、プライベートな雑談共有の役割というよりは「社内のCXOクラスやスペシャリストとの対話を楽しむ会」といった趣旨です。
現職には、様々な産業・業界のスペシャリストが参画しており、通常であれば講演会・セミナー・学習会に申し込まないと聞けないような話がフラットに聞ける、という貴重な環境。しかし「社内」なので、フラットに、かつ裏話も含めて、詳らかに。現職においては「ゆるふわ」という表現は、最適な表現ではない感じですが(笑)、「肩肘張らず」「上下関係なく」という意味では、最適な、コンフォータブルな時間です。
発言もフラットで、僕のような新参者でもカジュアルに参加できます。(ファシリテイターが、意図的に振ってくれたりもします。(温かいw))
経営陣やマネージメント層で、チームビルディングや社内コミュニケーションに腐心している方々は、とても多いと思います。(それゆえ、今回のようなテーマ設定がされているんでしょうけど)
昨今話題の新興コミュニケーションツールで解決できることもあるかと思いますが、その導入以前に、上位レイヤーの方は、定期的にフラットな関係で傾聴する時間をつくるだけでも、気づきがあるかもしれませんよ。(こういう時間をつくっても喋り過ぎちゃうのが、ベテラン勢の残念ポイントだったりもするのですが笑)
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