アマゾン配送料値上げは正しい選択

アマゾンジャパンは4月4日、Amazon.co.jpが直販する商品の配送料を変更したと発表しました。注文額が2000円未満の場合、これまで一律350円だった通常配送の料金は、地域によって400~440円に変更をするなどです。

これは当然の流れだと感じます。海外では日本と比べると配送サービスは見劣りをし、配送料も高い場合も多いからです。川口マーン惠美著『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』(講談社)でも「ドイツ人 も驚く宅配便が走る国」ということで日本の配送業者の素晴らしさが取り上げられていましたが、私が住んでいるシンガポールでも、一定額以上(8000円以上など日本より高額の場合が多い)を購入しないと配送料金がかかることは一般的で、時間指定も2時間刻みなど細かくは指定ができないことが多いです。

また、不在時の再配達サービスは通常はなく、数日後にポスト投函された伝票を持って、郵便局などに取りに行くのが一般的です。

今まで日本の配送業者がやっていたサービスは過剰な無料サービスであり、海外ではサービスに応じた料金を請求するのが当たり前です。そして、値上げの分を従業員の給与に反映していかなければデフレから脱却できないのではないでしょうか。給料が上がれば、値上がりの分を料金を支払うことができるようになりますし、経済に好循環が流れていってほしいものです。

https://www.asahi.com/articles/ASL4443JDL44ULFA002.html

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