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値上げラッシュが続く時代、価格戦略を学び直そう

値上げラッシュのニュースが毎日のように出ています。

私の大好物のカロリーメイトは、明日2023年2月1日から、1ボックス200円→220円(10%UP)となります。

生活者ではなくマーケティングに関わる人間として、改めて「価格戦略」の考え方を学び直すことが大切だと感じることが増えてきました。

自分が「価格戦略」に関して1月にインプットした内容の中で、オススメしたいものを整理しました。

価格戦略の基礎を学ぶ書籍

まず、価格(値付け)戦略を学び直したいと思い「プライシングの技法」の本を読みました。

Amazonページからの引用となりますが、下記のマトリックスと、各詳細は理解しておきましょう。身の回り品の価格設定についても、背景を読み解く力が高まるはずです!

Amazonページより引用

また、価格と価値連動の仕組みと仕掛けを理解するためには、こちらの書籍がオススメです。

直近の値上げ幅を数字で理解しておくこと

値上げ戦略を考える上で目を通しておきたい記事が、日経新聞の #値上げラッシュ の連載です。

どの商品カテゴリーやブランドが、
・どの規模で値上げしているのか?
・推移でみるとどのようになっているのか?
を理解することができます。

値上げという話題はたくさん聞くけど、実数字で理解できていない方は多いのではないでしょうか?

有料会員限定ですが、一覧表とチャートで整理された下記のページはかなりオススメです。

過去の価格戦略に関する記事と比較をする

こちらは2016年の記事です。

ニトリは「今後は何があっても値上げしない」と宣言をしていて面白いです。

しかし、30日の決算発表で似鳥昭雄会長は「今年いっぱいは、あまり消費が盛り上がらないのではないか」との見通しを示した。それだけではない。「今後は何があっても値上げしない」と表明した。なぜ、「脱・値上げ」を宣言できるのか。

理由の一つは、円高進行が仕入れ価格の低下につながるからだ。似鳥会長は会見で、「円高が続くなら、値下げや品質向上を行っていきたい」と発言、値上げの抑制どころか、逆に値下げに踏み込むことすら示唆した。

日経新聞より引用

時間軸を長くして、価格戦略の変化を読み解くと、大きな経済環境の変化とブランドの価格戦略を連動して捉えることができます。

価格戦略を学ぶための推奨アクションまとめ

価格戦略を自分ゴトとして捉えるための推奨アクションをまとめます。

1. 価格戦略に関する基礎書籍を読む
2. 実数字で価格の変動幅を理解する
3. 過去(5年以上前)のニュースで価格戦略の取り上げ方を読む

この3つを行うことで、価格と価値と経済環境の関係性の理解が深まると思います!

インプット方法の参考にしてみていただけたら嬉しいです!

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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