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物価上昇の今こそ「新たな体験価値」に投資しよう

最近、24年ぶりの円安となり1ドルは135円台となりました。そして更に円安は進んでいます。私たちの生活においても電気やガス代、様々な食料品の値上がりがニュースに連日取り上げられています。

昨年はガソリンや灯油の価格が大きく上昇し、電気やガスなどの公共料金は今年の2月まで6ヶ月連続で値上げされる。昨年初めと比較すると大手電力10社、大手都市ガス4社ともに15%近くも上昇していることになる。  それだけでない。パンやマーガリン、牛肉、コーヒー、食用油、冷凍食品、飲料、砂糖、マヨネーズといった調味料など、多くの食料品が値上げされ、今年も多くのメーカーが値上げを発表している。

〈なぜ今“値上げラッシュ”が起きているのか〉給料の上がらない日本への“処方箋”
by 文春オンライン

円安や様々な商品、サービスの値上がりは私たちの生活にも大きな影響を与えます。

そのような中、#値上がりしても買う理由 について日経COMEMOにて意見募集があったので、今回はこのような状況下でも"買う"モノは何かを考えてみたいと思います。

そもそもなぜ値上がりするのか?

この状況下で買う理由を考える前に、そもそもなぜ商品の価格改定が行われるか考えてみたいと思います。食品の価格改定の理由として下記理由が分かりやかったので引用します。

食品の原材料は年々高騰し続けている。主に世界的な人口増加による需要増や原油高、地球温暖化による干ばつ、天候不順による穀物相場の上昇などが理由だ。さらに原油価格の高騰による物流コストの上昇、円安による輸入コストの増大、コロナ禍による生産体制の縮小、ロシア・ウクライナ情勢の影響など、様々な要因が挙げられる。

フーズチャネル

人口増加、地球温暖化に続き、長く続くコロナ禍、そしてロシア・ウクライナ情勢の影響という様々な要因が重なり現在の状況が生まれているのです。

企業側もエネルギーや原材料価格の高騰が続くなか、価格転嫁を進め、商品自体の値上げや内容量の調整などで対応していますが、対応によって株価にも影響するため、企業側の判断は益々簡単ではない状況となっています。

購買習慣の変化

消費者の購入頻度が高いよく買うものほど値上がりが目立っています。一方であまり買わないものほどインフレ率は低い傾向があるそうです。その結果、実際の上昇率以上に物価上昇の体感は強くなっているのです。

日本経済新聞 2022年6月24日

では、この値上がりの状況下で購買習慣はどのように変化したでしょうか。

私の場合、今まであれば低価格な商品はそれほど気にせずに定価で購入していた物も、オンラインストアやディスカウントストアなどで安く購入するようになっています。「塵も積もれば山となる」の気持ちが以前よりも大きくなっているのを感じます。外食においても、多くのお店が値上げを余儀なくされています。結果、今までランチで通っていたお店も利用頻度が自然に下がっています。

更にはこの先の見通しも明るくないことも購買行動に影響を与えていると思います。円安が止まらないのではないか、価格の上昇がいつ落ち着くか分からない状況下では、節約モードにならざるを得ません。

値上がりしても買うモノ

ではこうした状況下でも積極的に買うモノはどういうモノなのでしょうか。生活必需品は購入せざるを得ないので、除外して考えたいと思います。

例え値上がりしても購入するモノ。

自分の場合それがどういうモノなのかを購買行動を振り返りつつ考えてみたところ、それは「新たな体験価値につながるモノ・コト」であることが分かりました。

例えば、子連れで参加できるキャンプで宿泊する学びのイベントがあれば、移動費や食費などが多少掛かっても、子どもたちや自分たちが、そこでしか得られない新たな体験ができるのであれば参加しようと思うのです。

そこで過ごす時間、その場での出会い、新たな経験は、今この時しか得られません。自分自身もそうですし、一緒に行く家族や仲間の経験の受け止め方はその時期によって変化します。物価の上昇により、体験の対価も上昇しますが、今この時でなければならない体験価値には投資を続けていきたいと考えています。

また、新たなに世の中に出たサービスや商品も購入の対象になると考えています。例えば、(時期は少し前ですが)電動キックボードや、VRゴーグルなど新しい体験を得られるモノも投資したいと考えています。

新しい出会い・体験が得られるのであれば、値上がりしていても可能な範囲で投資していきたいと思います。


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