バリアフリー・ユニバーサルデザインへの課題を放置していました。 #バリアフリーな働き方
昨年の6月、自身のnoteに、こんなメモを書き残していました。
同時期、こちらの媒体への寄稿では「ユニバーサルデザインなウェビナーへ」と締めくくっていました。
これは、当時、落合陽一さんが「テレビ会議での発言をリアルタイムで字幕化し、画面にかぶせるシステム」という取り組みをされていたことに感化されたことがきっかけでした。
また、これは、僕が2018年末まで勤めていた企業で、チームスタッフに「UDトーク」を使って、コミュニケーションをとるメンバーがいたことにも背景があります。
「当時一緒に働いていたあの方は、僕のウェビナーを見ることができているのであろうか?」と疑問に思ったことも、発端です。
昨年の6月以降、怒涛のウェビナープランニング業務の波に流され、自身の宣言を放置してしまっていました。
そんな折、COMEMOの、このお題でした。
「テクノロジーを活用し、デバイド(格差)を無くすこと」をミッションに仕事をしているはずなのに、宿題を後回しにしてしまっていました。
時同じくして、Clubhouseブームから、乙武さんから、こんなnoteも。
ヒトの五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)のうち、現時点で(一般的に)デジタルで機能代替(完全でないまでも)できているのは、視覚、聴覚だけです。
* 実証実験やTechカンパニーのプロトタイプデモなどで、「触覚、味覚、嗅覚」の再現があったりますが、ここでは「一般市民レベル」という意味で。
一般生活者にとって、テクノロジー・通信・スマートフォン・コミュニケーションツールの進化のおかげで、Zoomでの遠隔会議、Clubhouseでのおしゃべり雑談、Twitterでのリアルタイム状況把握など、仕事や私生活にわたり、「できなかったことができる」ようになっています。位置的・空間的・時間的障壁(バリア)を超えて。
しかし、我々は、バリアフリーなB2Bコミュニケーションを実現できていたのであろうか?と。(他に個別与件としては、企業によっては、Zoomの利用が禁止されているところも散見されているという現実も..)
バリアフリーとユニバーサルデザインの違い
「バリアフリーとユニバーサルデザイン」の違いをご存知でしょうか?初めて聞いた、という方は、こちらのサイトをご参照を。
そして、WEBにも「アクセシビリティ」の指針・概念があるんです。
みなさん、「かっこいいサイト」とか、「エモいサイト」とか、「イケてるフォント」とか、「動画でバーン!」が「すごくいい!」などと、それだけで、判断しちゃうかもしれません。そんな時は、皆様が価値提供をすべき方向をいちど見直してもいいかもしれません。
「Webアクセシビリティ」は、HTMLで画像にalt属性を付けることではない。さまざまな人がWebコンテンツに触れられる世界に近づけることだ。そのWebアクセシビリティを考えるにあたって、その対象となる人たちの状況やバリアを取り除く考えを把握することはおおいに価値があることだろう。
また、こちらのサイトも大変役に立ちます。
ちょっと参照が多いnoteになっちゃいましたが、きっと知らない方が多い概念だと思うので、ぜひご参考にしてください。
おそらく、今の僕の業務範囲のB2Bコミュニケーションでは、1つの施策に対し、多数のソリューション(バリアフリー)を同時に重ねていくことはできない(リソースの課題もあり)ので、時期をずらしたり、コンテンツによって、テキスト・映像・音声のメディアを組み合わせることで、遍く方々に情報を届け、アクションの支えになれればと思います。
折をみて、「UDウェビナー」への取り組みも、様々な事業者含め、業界全体で取り組めればいいなぁ...。
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