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スタートアップ以外の組織も「起業の科学」を取り入れよう

起業をする時の教科書と言われている名著。

起業の科学!

スタートアップが必ず直面する課題とその解決策を、時系列に整理。
失敗を潰せる「科学的な起業」の教科書。
あなたの失敗は99%潰せる!

基本的には、起業した人に向けた本ですが、「スタートアップ以外の組織や人」こそ読むべきだと感じています。

なぜ起業の科学を読むべきか?

それは、起業の科学に書かれているのは、新たに市場を創造するためのヒントだと思うからです。

市場を創造することはマーケターの役割
=マーケティングという仕事に関わる人や組織全てに当てはまる
=マーケティングが存在しない会社はない
→起業の科学を読むべし

という若干無理やりなロジックですが。。

間違いないのは、
どんな企業でも、既存の市場に適応しているだけでは、持続的な成長は難しいと思っています。
(日本の経済成長スピード自体が落ちてきているわけなので)

ということで、
スタートアップ以外の人が、起業の科学を仕事に活かすためのポイントをまとめました!

そもそもベンチャーとスモールビジネスの違いとは?

ベンチャーとスモールビジネスの違いは何か?

起業の科学の中で書かれていることを自分なりに言語化するとこの対比となります。

・ベンチャーは新しい市場を創造する。

・スモールビジネスは既存の市場に適応する。

非線形で指数関数的な成長を遂げることを目指すのがスタートアップ。
スモールビジネスは、既存の市場の中で、どのように組織を維持していくかを考える。

こちらのbtraxの記事も参考になります。

ベンチャーorスモールビジネス、どちらが良い悪いという比較は難しいですが、経済を活性化する、ワクワクして働く人を増やすためには、ベンチャー=スタートアップを増やしていくべきだと自分は考えています。

だからどんな組織も、「起業の科学」を組織の中に取り込めると良いと思っています。

どうやって起業の科学を組織に取り入れるか?

では、ベンチャー・スタートアップの思考をもって働くためには、どのような思考をすれば良いのか?

田所さんのTwitterをフォローするところからはじめましょうw

というだけでは、noteを書いている意味がないので、2つだけポイントをまとめました。すぐにでも、この2つの視点で議論・対話ができると良いのではないかと考えています。

①顧客の「課題」に焦点を当てる
②未来の市場と向き合う

①顧客の「課題」に焦点を当てる

起業の科学には、自分ごとで痛みのある課題にフォーカスせよ!
と書かれています。

ポイント
=100万人が好きなものではなく、10人にとってなくては困るものを作る

向き合いたい問い
=自分たちが顧客にとって、必要不可欠な存在になれているか?

②未来の市場と向き合う

下記の記事に詳しく書かれていますが、「プロダクトミーフィット」=自分視点だけでのプロダクト/サービス開発では成功しないことが主張されています。

ポイント
=Product-Future Market-Fit
まだ見ぬ5~10年後の世界にいかにしてフィットさせていくか

向き合いたい問い
=自分たちの仕事が、5年後、10年後に市場や業界をどのように変化を生んでいるかイメージできているか?

①顧客の課題解決と向き合う
×
②必要不可欠な存在になる
×
③未来の市場を創る

この3点セットで思考する習慣を組織に持ち込めると、どんな事業フェーズ・組織規模でもベンチャーの思考を持ち込めるのではないかと考えています。

まとめ

スタートアップでなくても、自分たちの仕事に「起業の科学」の要素を組み込むとしたら、まずこの3つからはじめましょう。

①自分ごとで痛みのある課題にフォーカスしてサービスをつくる

②顧客にとって必要不可欠な存在になる
100万人が好きなものではなく、10人にとってなくては困るサービスをつくる

③Product-Future Market-Fit
まだ見ぬ5~10年後の世界にいかにしてフィットさせていくかをいつも意識する

▼時々振り返りたいチェックポイント
✔︎自分たちの仕事にベンチャー精神は残っているか?
✔︎スタートアップのような成長曲線をイメージして働けているか?
✔︎過去より未来を見据えて仕事ができているか?

仕事が既存市場の常識に従ったものになっていないかをもう一度確認し、大きな成長を目指して働いていきたいですね!

参考

日経のNEXTユニコーン調査は、いま大きく成長しているスタートアップがまとまっていて面白いです。
新規事業創造のヒントになるかもしれないので、時間ある時に眺めてみることオススメです!

ということを、会社の朝礼でも共有したので、noteにもまとめてみましたw

起業の科学は入門編も出ており、オススメなので、ぜひ読んでみてください!


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