見出し画像

日本人は「客観的集団主義」であるが、「主観的個人主義」なのである。

GW狙い撃ちで緊急事態宣言ですか…。いつまでやるんですかねえ。

陽性者の数じゃなく死亡者の年齢構成をちゃんとみれば、死亡者の97%が60代以上です。97%ですよ!だったら、出すべきは「ジジババ・ロックダウン」でいいんじゃないの?と本気で思います。

画像2

そして、その方が高齢者の命も救うし、経済破綻によって失われる命も救える。50代以下は普通に経済回せばいいのです。もちろん、それはどんちゃん騒ぎをしろということではない。個人個人が感染防止に気を付けながら、それでも限りなく日常に近い行動をすることです。飲食店は時短なんかしなくていいが、ソロ客対応を充実化させるとか(これ…もう1年以上もずっと言い続けてきてますけどね)、やれることをやることが、真のコロナ対策なんじゃないですかね?

テレビでコロナの話をするのは構わないけど、だったら上記の死者構成の話をちゃんとしてほしい。国の正式統計なのになんでそれを報道しないの?不思議でしょうがない。

それは、ギャラを稼ぎたい一部の感染症専門家が困るからでしょうね。不安と恐怖を煽らないとギャラを稼げないですからね。

まあ、そんなどうでもいいことはともかく、次の緊急事態宣言で果たして、国民は素直に従うか?といえばあやしいもんだと思います。少なくとも、1回目より2回目の方が外出自粛は減った。2回目後のまん坊に至っては、聞かないどころかむしろ増えていたりもします。

画像1

これは何も国民が反抗的になったからではありません。

世界的に見ても欧米のような厳しいロックダウンもなく、お願いだけで外出自粛や時短に応じた日本の姿は海外でも驚嘆されました。これを日本人は集団主義だからと決めつけるのは大きな間違いです。

いやいや、日本人は集団主義でしょう。そうみなさんはお思いになるでしょう。

確かにその通りで、調査をすれば、「9割が日本人は集団主義的だ」と回答します。しかし、一方で、「あなた自身は集団主義か、個人主義か」と尋ねると、5割が個人主義だと答えるのです。

おかしいですよね。数字のつじつまが合わない。

同調圧力が強いのも日本人だと思いがちですが、実は、アメリカ人の方が高かったりします。日本人だけが集団主義的で同調圧力が強いわけではありません。そこにこそ「日本人は本当は個人主義なのに、集団主義の群れに見える」カラクリが隠されています。言い換えると、「日本人は客観的集団主義であるが、主観的個人主義」なのである。

本当か?とお思いの方、本日公開した以下の僕の記事をまず読んでみてください。これを読むと、なぜ日本人が最初の緊急事態宣言下、渋谷の歩行者天国に誰もいなくなるほど徹底的に自粛ができたのか。その動機の一端がわかると思います。同時に、次の緊急事態宣言ではそこまで従わないのでは?という予想の根拠も。

あ、ウナ重とか嫌いな人は読まなくていいかもしれませんw




記事を読んでいただけましたか?

もうおわかりですね。日本人が自発的に外出自粛を実行したのは、それをしないと自分の得にならないからです。裏返すと、一回目の緊急事態宣言時にそれに従わないということは個人的に損が大きいと感じたからです。「みんなと一緒」がいいのではなく、単に「みんなと違うと嫌」なのです。これは似て非なるものです。

なぜ「みんなと違うと嫌」かはわかりますね。わからなければ、自分がみんなに合わせているときに一人だけ違う行動をしている人を見たらどう思うか、を想像すればよいと思います。

もっと具体的にいえば、航空機や飲食店でマスクを拒否して逮捕されたあのマスク拒否男を思い浮かべていただければと思います。

日本人の主観的個人主義というのは、社会の中における自己の損得勘定によって成立しています。当然、社会の中では一人勝手気ままに行動することはできません。マスク拒否男は個人主義でもなんでもなく、ただの愚か者です(現役で東大に合格したとしてもただのバカだと思います)。

これも毎度言ってますが「個人化する社会」は不可避です。しかし、それはこのマスク拒否男みたいな人間だらけの社会にはなりません。むしろ「個人化する社会」だからこそ、より一層個人は他人の顔色を窺い、迷惑をかけないようにと行動することを余儀なくされるかもしれません。

マスク拒否男のようになったらもう個人としての信用を失うからです。かつての「所属するコミュニティ」時代においては、村や会社という所属ブランドが自分をまもってくれましたが、「接続するコミュニティ」時代、ブラントは個人化します。信用が個人化するのです。どこの会社で働いているとか、何の仕事をしているとかだけでは守ってはくれません。

「みんなと一緒」が自分の信用をあげるならそうするだけの話で、「みんなと一緒」であることはそのための一手段であって目的ではない。

勘違いしないでいただきたいのは、自己の利益を得る行動は利己的なものではありません。自分にさえ利益をもたらせない人間が利他などできようはずがない。自分に与えるということは結果的に他者にも与えることとセットです。あくまで結果的にですよ。反対に、自分だけ利益を独り占めすることこそが利己的なのです。マスク拒否男は自己の満足しか考えていないから利己的なのです。彼は「個人」ではなく「孤人(社会的に孤立した人間)」といえます。


こちらでどなたかがアンケートやってくれています。そこそこの数が集まっているのでひとつの統計として信ぴょう性もあるでしょう。ぜひみなさんも答えてみてください。4つのうちどれに当てはまりますか?


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
荒川和久/「結婚滅亡」著者

長年の会社勤めを辞めて、文筆家として独立しました。これからは、皆さまの支援が直接生活費になります。なにとぞサポートいただけると大変助かります。よろしくお願いします。

何かのお役に立てれば幸いです!
96
11/13に新刊「結婚滅亡」が発売です!他著書「ソロエコノミーの襲来」 「超ソロ社会」「結婚しない男たち」等。東洋経済等でコラム執筆したり、テレビ・新聞によく出ます。独身研究家として活動させていただいてます。メディア出演・執筆・対談・講演のご依頼はFacebookメッセージから。