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一先ず刀を抜かずに済んだ日銀

日銀は、今回の金融政策決定会合で、追加緩和を見送る一方で、政策金利を現状かそれ以下にするというようにフォワードガイダンスを変更し、将来の利下げ期待を維持させようとする決断をしました。

結局、当初から最も可能性が高いとされていたフォワードガイダンス強化のみで、一部で期待のあった金融機関対策やイールドスティープ化対策は出てきませんでした。

この相場環境ですから実弾を打たずに済んだ状況だと思いますが、ただ相場が崩れた場合を想定して、事務方の方では利下げや資産買い増しも含めて色々考えていると思います。

仮に刀を抜かざるを得ない環境としては、米中通商交渉が決裂し、ドル円レートが105円を下回るような円高あたりが想定されます。

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