Z世代の牛乳事情
自分よりも若いZ世代(2002年生まれ)たちと話していて改めて衝撃だったのが、「牛乳はキモくて飲めない」という意見がマジョリティなこと。オーツミルクやアーモンドミルクなど牛以外のミルクがカフェなどでも提供されているし、「牛乳を直で飲むのはサイコパス」というミームまである。
自分が子供の頃は牛乳産業のロビーイング等によって「got milk?」というセレブ起用の大規模キャンペーンが流行り「牛乳は体に良い」と刷り込まれたけど、今の若者は「not milk」世代と呼ばれるほど牛乳の消費が下がっていて、イメージアップPRが必死に行われているという記事。
イギリスの統計でも「人前で(カフェで)牛乳でオーダーするのは恥ずかしいというZ世代は半数」という記事があるが、主な要因としては「植物ベースミルクの方が環境に良い」「乳糖不耐症の症状を起こさない」などがあげられるのはアメリカと一緒。
牛乳産業の残酷な現場を映すドキュメンタリーを学校で見てトラウマになる人も多いし、面白い因果関係だと思うのが「白人以外の人種が増え、多様化することで乳糖不耐症の人が増えている」ということ。牛乳が絶対的に健康に良いわけじゃないのを知った世代は、牛乳離れしてる。
あとは映画やドラマなどで「サイコパスキャラ」が牛乳をグラスから直で飲むという描写が多くあり(代表的なのはキューブリックの時計じかけのオレンジ)、それがTikTokなどでミーム化しているのも一つの要因。
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んでくださりありがとうございます!いただけたサポートは、記事を書く際に参考しているNew York TimesやLA Times等の十数社のサブスクリプション費用にあてます。