多様性の大陸アフリカから生まれた「綺麗」なワイン「ASLINA(アスリナ)」
先週、久しぶりに南アフリカを訪れました。短期間の滞在でしたが、ヨハネスブルクとケープタウンの各所を巡る中で改めて、日本ではまだまだ感じることのない高い多様性に触れ刺激を受けました。今回の旅の目的の一つは、南アフリカワイン「ASLINA(アスリナ)」のオープンしたばかりのティスティングルームを訪れること。
多様性の大陸アフリカ
南アフリカ初の黒人女性醸造家Ntsiki Biyela(ヌツィキ・ビエラ)
ヌツィキとの出会いは、2019年。日本への輸入と国内での流通やPRをコンサルタントとしてサポートしたことがきっかけでした。南アフリカワインの醸造所が多くあるステレンボッシュの大学で醸造学を学び、地元の醸造所で経験を積んだのちに、自らのブランド「ASLINA」を立ち上げ、世界中で評価されるワインを造り続けています。
そんな彼女の歩んできた道や目指すところについての話は、当時取材いただいた記事をぜひご覧ください。
「ASLINA」自前のティスティングルームをオープン
ASLINAは創業以来別の醸造所を間借りし、ワイン造りを手掛けてきました。「いつかは自前の醸造所や葡萄畑を持ちたい…」そんな想いを、出会った当初から聞いていたので、昨年半ばについにティスティングルームがオープンすると聞いた時は胸が躍りました。
そして今回、ステレンボッシュの中心市街地から車で15分ほどの閑静で美しい場所に佇むオープンしたばかりのティスティングルームにお邪魔してきました。事前予約し訪問すれば、ASLINA全種をティスティングすることができます。
たくさんの皆さんに「綺麗」なワイン「ASLINA」が届きますように
ASLINAは、日本でもお楽しみいただけます。これまで多くの方々とASLINAを一緒に傾けてきましたが、皆さんがよくその美味しさを描写される時に使うのが「綺麗」という表現。そのことを今回もヌツィキに改めて伝えると、食事や会話、人と人との関係を彩るのがワインだから引っ掛かりなく気持ちよく楽しんでほしいという想いでワイン造りをしているという話を聞かせてもらいました。まさにその想いが「綺麗」な味に表れているように思います。ぜひ多くの皆さんに召し上がっていただきたいワインです。