2020年に副業解禁した大手企業を複業サービス創設者が厳選解説!
複業マッチングプラットフォーム「Another works」代表の大林です!2020年は新型コロナウイルスの影響で多くの方の働き方に影響を及ぼしました。2018年が副業元年と言われていますが、今年はコロナの影響もあり副業・複業の広まりとして最も加速した一年だったと思います。
今回は、2020年に副業・複業を解禁した企業を厳選して3社ご紹介していきます!そして、その解禁のポイントもまとめて解説していきますので是非この記事と一緒に2020年を振り返ってみてください!
2020年、副業・複業はなぜ増えた?
ポストコロナ時代に移行し、日本全体としてリモートワークが中心の生活に変わりました。通勤時間が無くなるなど個人の可処分時間が増えたことにより「副業・複業」に意欲的な人が増えたと思います。私の運営する複業マッチングプラットフォーム「Another works」においても在宅勤務が広がり始めた3月中旬以降、それまでの2倍近い1日当たり約50人の求職者が新規で登録している。2020年3月13日に5,000人を突破した登録者数は、4月末に約8,500人まで増えました。
副業解禁のメリットとは?
社員にとっての副業のメリットは多くあります。下記の記事にある通りシンプルな年収アップに繋がります。また、一社に所属し続けることへの不安から副収入を得ることで精神的な安心に繋がるというメリットもあるでしょう。またはスキルアップを目的にボランティアという形で複業し、市場価値の最大化・生涯年収の最大化を狙う方も多くいます。
そして、副業解禁することによるメリットも多いです。従業員のスキルアップによる本業での活躍を期待できること、副業容認による従業員の定着率向上、優秀人材の流出防止、採用力の強化、など枚挙に遑がありません。
今回は、2020年に副業を解禁した多くの企業の中から3社をピックアップし、ポイントを解説させていただきます!
アサヒビール
2020年1月、アサヒビール社が副業解禁をしたニュースはかなり大きく取り上げられました。全面解禁というよりは、「限定的解禁」という点がポイントです。勤務年数5年以上の社員約3,000人をまずは対象にする、という形です。そして、月2日を上限に無給の副業休暇を1日単位で取得できる仕組みも整備しました。
大手飲料メーカーのアサヒビール社が副業解禁すること自体は非常に素晴らしいと思います。特に、月2日の副業休暇はユニークかつ社員の可能性拡張に繋がると思います。金銭報酬を受け取らずに副業したい、という所謂「プロボノ」は今後の複業マーケットのトレンドになると思っています。
ただ今回の解禁で「勤務年数5年以上」という縛りは個人的には疑問が残ります。なぜ5年なのでしょう。勤務年数、という縛りもかなりキツイです。
副業・複業はやりたいと思った時が始め時、と個人的には思っていますので、上記の縛りが最適かどうかは実績含めてウォッチしていきたいと思います。
伊予銀行
四国最大手の伊予銀行の副業解禁も話題を呼びました。副業を全行員を対象に認める制度です。個人のスキルアップや人脈構築、趣味や特技を生かして地域貢献をはかるのが目的、とのことです。
ポイントは、本業の残業時間との合計で月45時間以内の活動を認め、長時間を要する副業については超過分をプライベートの時間としてカウントする、など相当柔軟性を有する点です。もちろん業務時間内は副業禁止ですが就業前後など平日の副業も認めています。
就職活動で「副業ができるかどうか」を企業選びの一つの軸にしている学生には非常に良い訴求だと思います。さらに、「金融業界」「副業」という軸で活動している就活生には魅力的ですね!
ライオン
ライオン社は従業員の副業も容認しており、更に社外から受け入れる副業制度を導入をして話題になりました。基本的な副業ルールは非常にシンプルで、労働時間の上限(週20時間以内)を超えないことや、週に1日以上の休息日を確保すること、22時以降の深夜勤務は原則禁止、などです。また、副業を「許可性」ではなく「申告制」にしていることで多くの副業が生まれているとのこと。個のスキルの拡張、証明を会社として積極推進・発言している点が素晴らしいですね。
副業を社内文化にし、社内促進するには会社独自の規律を定め、「申告制」にすることが重要だと思います。一気に会社に伝える心理的ハードルが下がりますからね。
最後に
2020年は多くの企業が副業解禁を進めた1年になりました。前述の通り、副業解禁にはメリットが多数あります。Another works社としても副業・複業マッチングを更に推進していき、複業をブームではなく文化にしていけるよう尽力していきます。
複業の始め方、マインド、報酬の決め方・考え方などはこれからnoteで発信していきます。Twitterでも発信しています!アカウントはこちら
最後に告知になりますが、私の会社で運営する複業マッチングプラットフォーム「Another works」では、登録料無料で誰しもが複業したい時に複業できるサービスです。企業からの複業オファーも日々飛び交っているので機会を最大化してください!