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「マーケティングを学びたい」と問われたらお勧めしている理論と実践の21冊(22年4月版)

デザイナーやコピーライターは独立しても名指しで仕事を受けられキャリアパスが明確だ。対して、企業で仕事を発注するマーケターは、本人も上司も他部署に異動しがちで仕事を極められない。ロールモデルも不在だ――。

「マーケター」を名乗れるほど成果を出せていないので「マーケティングに関する書籍でお勧めはありますか?」「どんな書籍を読めばマーケティングを学べますか?」と聞かれると「いやー、僕の意見なんて参考にならないですよ」ともっぱらスカしていたのですが、あまり良くない態度だなと改心しまして「書籍リスト」をまとめました。

これまでメモとして纏めていたのですが、クローズドにする必要も無いと思うので、以下に公開します。アフィリエイト経由ではありませんので、好きなだけクリックして下さい。

ただ、僕自身はデジタルマーケティングに強いわけでは無く、手法に特化した書籍は薦めない傾向にあります。
また、マーケティングには宗教で言う宗派みたいなものがあって、俯瞰すると「言っていることは同じ」でも、個別に見ると違っている場合がよくあります。私も知らず知らず特定の宗派に属しており、違う宗派の人から見ると「これは網羅していない」と言われることでしょう。それは先に謝罪しておきます。「読む必要がない」と言っているわけではありません。


まずは「まーけてぃんぐ」に慣れ親しむ

非常に良くない傾向として、マーケターの母集団は少なく、かつギルド化していると私は勝手に感じています。このnoteにも「こんなのマーケティングじゃないw」とツイッター上で言われるんでしょう。てへぺろですわ。

学問として最初に学ぶべきはドラッカーやコトラーかもしれませんが、知識として最初に身に付けるべきとは思いません。興味を持つ、面白そうと感じることが大事だと考えます。

そのためにお勧めするのは、この4冊です。


すごい「まーけたー」の成功譚を読む

成功事例ほど痛快な読み物はありません。自分が目にしたり、耳にしたり、知っている事例の裏側を知れるなら尚更です。そうした成功譚は自動的に生まれるのではなく、人の手にとって生み出されます。

私は、成長に「理論」と「実践」が不可欠であると確信しています。理論とは抽象、実践とは具体です。理論とは体系化、実践とは経験と場数です。

では、マーケティングを学び始める人の成長は理論がキッカケでしょうか、実践がキッカケでしょうか。鶏卵論争かもしれませんが、私は「実践」だと考えています。なぜなら実践無き理論は「言っている内容の意味が分からない」からです。

理論無き実践は「行き当たりばったり」なのですが、「行動しているだけ変化している」という意味においてマシかなと考えます。

すごい「まーけたー」の成功譚は、「実践」と「理論」が詰め込まれていて、最初のとっかかりには凄く良いはずです。


経験を裏付ける理論を学ぶ①

漫画だったり、成功譚だったりに興味や関心が湧いてくると「行動の原理原則を支えるものは何?」と疑問を抱きます。こうなると理論を知りたくなります。

ただ、アカデミアな書籍は非常に読み難く、時間がかかります。そこで、まずはライトな書籍8冊をご紹介します。


経験を裏付ける理論を学ぶ②

この辺りまで読み進めると「知識」に厚みが出ると思っています。すべてを覚えていなくても、言葉にできなくても、ぼんやりした形が作られて「なんとなく分かる」と言えるはずです。

「知識」は、常に新しい「知識」と有機的に繋がり、上書かれ、時には経験を通じて新たに生み出されます。

アカデミアな書籍の1番良いところは「体系立っている点」です。終点まで線路が敷かれていて、その通りに読み進めれば、バラバラだった知識が1本の線に繋がります。

というわけで、最後に5冊紹介します。


最後に

私の座右の銘は「学び続ける情熱を持つ」です。何歳になっても学ぶことは大事です。学生時代より、おっさんになった今の方が机に向かっている時間が長いのはなぜだろう…。

「書籍を読んだだけでは、知識がインプットされただけだ」と言う方もおられますが、考えてみれば、それだけでも素晴らしいはずです。知識無き実践は、素手でボスと闘うようなもの。

1番大事なことは、面白いな、楽しいなという好奇心や興味の炎を絶やすことなく燃やし続けることだと思います。

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松本健太郎
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