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還暦の母が伝える、「ひと」は、いくつになっても学び続けられる存在であることと、新たな職業訓練校について。

一歳になる我が子の学習スピードは凄まじい。人は、これほどまで早く、周りを見て、真似て、習得していくのかと。

子供の日々の進化についていくのがやっと、という状態だ。乳児の子育て真っ只中で、ふとカレンダーを見ると、あっという間に1週間、1ヶ月と過ぎていく。

その中、今日は朝早起きをした。そして頭の整理としてまとめたかったテーマ、これからの人材育成についてまとめる時間を取ってみた。

「ひと」は、いくつになっても学び続けられるのか。

子どもと向き合いながらも、いろいろな地域で、働き方や生き方を変えたいけど変えられないという大人たちと話してきた。

だからこそ、日々色々な記事を見る中で、以下のニュースが目に留まった。

成長シフトへ再教育、政府、訓練制度拡充で30万人支援

コロナ禍で雇用環境は悪化しており、日本にはいわゆる社内失業の状態の従業員を意味する「雇用保蔵者」が20年10~12月期時点で238万人いるという。今後おとずれる人材不足を考えると、成長産業で働ける人材を育成するための人材育成は必要不可欠。

今回、IT(情報技術)や医療をはじめとする成長分野に人材を振り向けるため、政府は制度を拡充し30万人規模の就労を支援する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事を失ったり、働きながら学んだりする人を手助けする。コロナで影響を受ける業界がある一方、企業のデジタル化は加速しており、雇用のミスマッチが生まれている。

再教育で需要のあるスキルを持つ人材を育て、成長力を高めていく - 日経新聞より抜粋

職業訓練校は仲間を得る場になるか

2020年に、私の母は還暦を迎えた。母は高卒から41年間勤め上げた仕事を退職した後、職業訓練校に通い始めた。知らないことを学ぶのは楽しいと、母は毎日、訓練校から帰ってきたらその日の学んだ内容を教えてくれた。女子高生に引けを取らないイキイキしたエネルギーでだ。

母は経歴も年齢も違う同級生と一緒に、3ヶ月の講座に通っていた。

『EXCELの試験は難しいけど、●●さんが一緒にやろうと誘ってくれた』
『みんなで記念受験しよう〜って申し込んだんだよね』と仲間がいる環境について色々と教えてくれた

たった一人の事例ではあるが、身近にある
気軽に通える職業訓練校は、働き方を大きく変える母にとってとても心強い存在だったようだ。

経済界では「人材版伊藤レポート」が話題に

「人的資本(Human Capital)」の価値を最大限に引き出すことが不可欠だと打ち出したがこのレポートが今後、上場企業から日本全体に広がろうとしている。

そして自らの人的資本力を上げる場として、全国の職業訓練校も、カリキュラムと人数を拡充しようとしている。

米ナスダックが上場企業に女性やLGBTQ、人種的マイノリティの役員の登用を義務づける新規則を策定した。

人材不足に直面している日本も、必要な人材で居続けるために、生涯学び続けられる人材育成の環境整備は必須になっていく。

今週のニュースでは、その意識の変化が上場企業から、また全国の職業訓練校から広がっていくのではないかと思いワクワクした。

そして、私自身、子育てスキルを身につける機会をもらっている、仲間である夫や家族とともに、日々の育児を楽しんでいきたいと思った。

#COMEMO #日経 #働き方


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