文書5

HUAWEIスマホ支える日米韓企業(2019.06.27)

「サラダチキンまで」。ノルウェー産サバ、タイ産サラダチキン、韓国産海苔、国産は米と納豆だけ。我が家のある日の食卓です。サラダチキンはもともと国産だったようですが、いまやコンビニに並ぶのは海外産ばかりです。
私たちの食卓は海外の食材なくして成り立たなくなっています。身の回りで使う物を調べてみると、なんと海外製が多いことか。毎日使う歯ブラシも衣服もスマホも。息子が遊んでいる戦隊ヒーローの人形はベトナム産です。

きょうの日本経済新聞朝刊1面トップニュースは「スマホ関税、日米韓に打撃」です。世界は「相互依存」で成り立っているという話です。コンテンツマーケティングの島田が解説します。

Morning Briefingとは
その日の朝、読んでほしいニュースの要点を簡単に要約したも

HUAWEIスマホ分解、依存する世界の姿

◆キーワード
サプライチェーンと自由貿易

◆ニュースはなに?
中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の最新スマートフォンの構成部品の5割程度が、金額ベースで日米韓の企業に依存していることが分かった。

◆気になるポイント
世界中で効率的なサプライチェーンを築く企業。ファーウェイのスマホも日米韓企業に依存していることが、明らかになりました。部品の5割を日米韓に頼っていたというのは驚きです。アップルは8割に上ります。

スマホに限らず、日用品や食品も海外製品への依存なくして、私たちの生活は成り立ちません。海外製品の流入を後押ししているのが自由貿易です。関税などの障壁をなるべく少なくし、自由にモノやサービスを取引できるようにします。そうすることで手頃な価格で輸出入できるようになります。ただ、自由貿易の結果膨らんだ貿易赤字に不満を持つトランプ大統領は対中関税をさらに上げようとしています。依存関係の分断につながります。

関税が上がれば、米企業は商品の値段を上げる、自社で上昇分を吸収する必要があります。このため対中制裁関税第4弾が発動されれば「小さな販売店は廃業だ」との懸念もあり、米国経済にも悪影響が出る恐れがあります。貿易戦争によって、打撃を受けるのは中国だけではないのです。部品の調達や組み立てなど関係する世界中の企業が対応を迫られます。代替調達などで、これまでと同じように商品を製造できなければ、消費者にも影響します。

まもなく開幕する大阪のG20サミット。貿易問題も議論になる予定です。国が貿易に介入する保護主義に対する明確な対抗姿勢を打ち出せるかどうか、日本の調整力が試されます。

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