デフレ脱却か、それとも資産バブルか

リゾート会員権市場がにぎわっています。ヴェリタス今週号の特集によると、1000万円以上の高価格帯を中心に売れていることが分かりました。興味深いのは並行して100万円以下の低価格帯も好調で、二極化傾向を示していることです。

1980年代半ばのバブル勃興期、株や土地などの資産価格が上昇しても、消費者物価は落ち着いていたため、日銀はバブルの芽を摘み取れませんでした。

日経平均株価は26年ぶりの高値を付けましたが、デフレ脱却を目指して異次元緩和は続きます。資産バブルには気が早いかもしれませんが、歴史の教訓も踏まえて常に価格の動きに目配りすることは大切だと思います。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23381020R11C17A1K15200/