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外国から見た特異な日本1 包み紙文化

明けましておめでとうございます。ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。

シンガポールに約4年住み、半年に一度は日本に戻ってくると、外国の常識と日本の常識とがずれていると感じるところを多々見付けてしまいます。

そんな一つが、お土産の包み紙です。

シンガポールなどアジア諸国もエコ文化です。スーパーのビニール袋などもエコバッグを推進するところも多いです。

そんな中、包み紙などでぐるぐる巻きになっている日本の商品は外国で生活をしてみると、エコ文化からすると異常に感じます。

例えば、お菓子の包み紙を取っても何重にも包装されています。手提げ袋から取り出して包装紙を破っても、ビニール袋に入っていて、ようやくの思いで箱を開けた後も小袋に包装されたものが多いです。インターナショナルスクールの子供のプレイデートに持って行った日本の手土産は中身は好評でしたが、取り出すまでに何分もかかって子供達が待ち切れなかったようでした。

小包装はオフィスでもお土産を分けやすいという利点はありますが、シンガポールなど外国では小袋の中に入ったお菓子を探すことも難しいです。だいたい外国人は包装紙もビリビリに破ってしまうので綺麗にラッピングをすることにそれほど意義を感じていない人もいます。

300円程度のチョコレートの詰め合わせを買った際にも、もともと包装されているのに別途包み紙や手提げ袋まで渡してくれて、「コストは大丈夫かしら?」と心配にすらなります。

反対にシンガポールのお土産を日本に持っていった時の事、珍しく個別のバッグをくれました。しかし、バッグも日本のものよりもコストがかかっておらず、形も正方形なので開けるのが難しく、開けようとすると破れてしまったり、紐が抜ける、そもそも袋が汚れているなど、有名店なのにこのレベルでした。

見習えることではないですが、エコのためにも、コスト削減のためにも、あと1重くらいは包み紙を減らしてもいいのではないかと常々感じます。

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花輪陽子(FP@シンガポール、経営者、著者)
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