アリババのスーパーは30分配達がすごい
最近話題に上ることも多く、ご存じの方も増えてきていることかと思いますが、中国のアリババが牽引する、スーパーマーケットの盒馬鮮生(フーマー・フレッシュ)が大きく成功をしています。この成功の要因は、使用されているテクノロジーやキャッシュレスだけではありません。
ネットスーパーを使う上での最大のボトルネックは配達のスピードです。生鮮食品を受け取るために、長時間、家で待っているのは苦痛以外の何ものでもないです。また、ひとたび生鮮食品を受け取り損ねると、鮮度や食事のタイミングなど様々な問題が発生し、利用への意向が下がっていきます。
配達時間が30分程度であれば、自分で買いに行くよりも早いぐらいですし、難なく待てる時間です。
この30分配送を実現するために、アリババは配送部隊を内製化しています。また費用対効果を保つために、1日5000件以上の配送を必達目標と定めて、クーポンなどの様々な施策を駆使して実現しています。反対に1日5000件以上の配達が見込めるエリアであれば積極的に進出ができるため、どんどん新規に開店を続けています。
お客さまがネットスーパーで購入する際のボトルネックに焦点を合わせ、それを全力で解決する力強さがアリババにはあり、戦略的かつ本質的な企業であることが伺えます。
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