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サブスクリプションは、ユーザ中心を推進する素晴らしいビジネスモデル

例えばですが、これまでの売切り型のビジネスモデルで、メーカがビールサーバのアイデアを製品化するとします。

① 美味しいビールが家庭で飲めるビールサーバのアイデアを思いつく
② 情熱をもって企画を立案し、製品化する
③ 宣伝広告を駆使して、製品を売り切る
④ 結果として、一定の利益を得る

と、事業は推進されます。

魅力的なアイデアが具現化されれば、消費者を魅了して買ってもらうことは可能ですし、上手くいけば儲けも出ます。

ただし上記のケースでは、魅力的なアイデアを本当にユーザが価値として享受できるとは限りません。価値は細部に宿るので、最初の製品化で仕様を詰め切るのは困難です。

買ってみたけど、使ってみたら拍子抜けで、期待のようなビールが飲めずに結局はお蔵入りさせてしまうといったシーンが容易に想像できます。

嫌な言い方をすると、これまでの売切りモデルでは、にぎやかしで売り抜けることができます。

しかし、サブスクリプションでは、期待して買った価値が実現されないとユーザは解約してしまうので儲けが出ません。そのため、必然的に改善が実現されます。ユーザ中心でないと生き残れません。

改善への継続的な努力を強制することで、企業とサービスは強化されていき、結果としてファンを増やします。サブスクリプションサービスは、ユーザも企業も両者が得をするという美しいモデルだと実感しています。

キリン月額制ビールに見つかった欠陥 改善に費やした1年の苦闘

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