「アベノミクス≒リフレ≒黒田日銀」
記事中、コメントさせて頂いております。事実がどうであれ、黒田体制が擁するリフレ政策は安倍政権による特殊な政策であり、少なくとも海外投資家においては「アベノミクス≒リフレ≒黒田日銀」と受け止める向きが大勢です。また、黒田総裁再任時には年齢の問題もあり、「5年全うせずに安倍首相退陣と共に途中で雨宮副総裁へバトンタッチ」という解説は比較的よく耳にしたものでした。
安倍首相や黒田総裁でなくとも、政策スタンスが大幅に変わることは無いと察しますが、なにぶん、2012年11月からスタートした円安・株高相場はアベノミクスというフレーズと共に海外投資家の日本への見方を(良くも悪くも)変えた面があり、「政策スタンスが同様で人が変われば取引ポジションも変える」という向きは相応に出てくる可能性があるでしょう。日米景気がちょうど転換点に差し掛かるのではないかとの声が多い2018~19年においてこうした政局流動化の動きが出ていることも気がかりです。過去5年間、政治の安定性は日本が他の先進国に比して有する数少ない強みでした。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO28088620T10C18A3EE8000/
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