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ようやく落ち着いてきた感のある(ようやく飽きた?)吉本問題。でも週末になり、今週のまとめニュースみたいな番組では、まだ話題になるんですね。

私自身もネット経由や人づてで講演を頼まれることも多くあるので、番組を見ながら、「万が一反社会勢力と言われる人たちから講演依頼が来たら、見分けられるんだろうか(そういう方たちはエネルギー・温暖化問題には基本的には関心が無いでしょうから、実際にそんなことは起こり得ないでしょうが、はめようと思われたら簡単に引っかかってしまうかも、とは思いました)、会場に着いて「今日はやんちゃな雰囲気のお兄ちゃんたちが多いな」と思ってもそこでいきなり帰ってくるというところまで判断ができるんだろうか、なんて考えると、いつものことながら批判するのは簡単だけど、自分だったらちゃんとできるって言えるんだろうか・・・と思いました。(そういうトラブルを防ぐために、会社を通した仕事しか受けちゃダメといわれていたルールを破ったのは芸人さんたちが悪いけれど、それは芸人さんと会社の関係の話であるように思います。)

そして芸人さんたちが直接会見を行ったのを機に、批判の矛先は一気に吉本興業という会社の方に向いた感。でも、それはそれでなんだか違和感があります。記者会見全部は見ていませんので、コメントする資格はないのかもしれませんし、芸人さんたちと会社とのギャラの配分などはどれくらいが適正なのか私には全くわかりません。でも、メディアの方たちが「契約書もなしに芸人を使っている吉本興業」を叩いているのが正直申し上げて気持ち悪い。

私は仕事柄、テレビに出させていただいたことも、新聞の取材を受けることもあります。ただ、これまで出演前に出演料を伝えてきたような局は皆無ですし、新聞の取材なんてものすごい時間を取られたとしてもほとんどの場合がタダです。この前取材に来た記者さんなんて、まぁあまりにものをご存じないので手取り足取り一から懇切丁寧にお話せざるを得ず、頼まれた時間の3倍になりました。でもタダです。(担当になって2か月というので仕方ないと思いましたが、本人というよりその会社に対して「取材先に記者の教育までさせるな」と言いたい)。

「出演させてあげる」「取材してあげる」くらいに思っているから、「こういう対価でお願いします」という文化がそもそもメディア全体に無いのではないかと思いますし、そういう姿勢で番組作りや取材をしているからちゃんとした報道にならないんじゃないかと思います。

一般の目からすると同じ穴のなんとか・・・の方たちが「吉本興業という会社の姿勢が問われる」みたいなことをおっしゃっているのを聞くと、苦笑してしまいます。吉本興業を擁護しているわけではありません。ただ、批判するだけでなく、自分たちの胸に手を当てて考えてみることもしませんか?と言いたいのです。

明日日曜日も今週のニュースを振り返る番組がいくつかありますが、さて、どんなコメントがされるのやら。




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